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[Windows 2008 FAQ 一覧] - [copy コマンドの zオプション(再起動可能モード)とは何か]
copy コマンドには /z オプション (ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピー) があります。
この/z モードを使用すると、ネットワーク経由でのファイルコピーに途中でネットワークエラーで異常終了しても、再度copy /z 実行時にコピーの途中から再開することが可能となるモードです。
(resume、リジュームモード)
よって例えば4Gの大きなファイルのコピー中で例えば2Gコピーした時点でネットワーク障害が発生して copy /z コマンドが異常終了しても、再度 copy /z コマンドを実行することにより2Gのコピーからコピーを再開することができます。
(Windows Server 2008 R2 では copy /z 使用時のタイムアウトは90秒のようです。90秒の間でネットワークが復帰しない場合は、copy /z コマンドが異常終了します)
以下のようにコピーを失敗した場合でも、copy /z を実行しファイルの上書きを許可すれば途中の8%からファイルコピーが再開されます。
(/z オプションを付ければ、コピーのパーセンテージが表示されます)
>copy /z 4G.dat \\192.168.1.1\myshare
\\192.168.1.1\myshare\ 4G.dat を上書きしますか? (Yes/No/All): y
8% コピー終了
【参考】 copy コマンドのヘルプ
>copy /?
1 つまたは複数のファイルを別の場所にコピーします。
COPY [/D] [/V] [/N] [/Y | /-Y] [/Z] [/L] [/A | /B] 送り側 [/A | /B]
[+ 送り側 [/A | /B] [+ ...]] [受け側 [/A | /B]]
送り側 コピーするファイル (複数可) を指定します。
/A ASCII テキスト ファイルとして扱います。
/B バイナリ ファイルとして扱います。
/D 受け側のファイルが暗号化が解除されて作成されるようにします。
受け側 新しいファイルのディレクトリまたはファイル名 (複数可) を指定し
ます。
/V 新しいファイルが正しく書き込まれたか検査します。
/N MS-DOS 形式以外の名前のファイルをコピーするときに、利用可能な
らば、短いファイル名を使用します。
/Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
ません。
/-Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
ます。
/Z ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピーします。
/L 送り側がシンボリック リンクの場合は、送り側リンクが指し示す
実際のファイルではなく、リンクをターゲットにコピーします。
環境変数 COPYCMD でスイッチ /Y が設定されている場合があります。
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