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作成日:2013/09/22
更新日:2019/05/05
対象:Windows 2008

コマンドラインよりイベントログを操作する方法




【目次】


Windows イベントログを操作するコマンド



コマンドラインよりイベントログを操作する方法には wevtutilコマンドを使用します。


【例1:】アプリケーションイベントログをクリアする

C:\>wevtutil cl application



【例2】:セキュリティログを ファイルにバックアップする

C:\>wevtutil epl security c:\security.evt /ow:true




以下は wevtutil コマンドのヘルプです。

Windows イベント コマンド ライン ユーティリティ。

イベント ログおよび発行元に関する情報の取得、イベント マニフェストの
インストールおよびアンインストール、クエリの実行、ログのエクスポート、
アーカイブおよびクリアを実施できます。

使用法:

コマンドとオプション名は短いバージョン (ep /uni など) または
長いバージョン (enum-publishers /unicode など) を使用できます。
コマンド、オプションおよびその値は、大文字と小文字が区別されません。

変数はすべて大文字で記述しています。

wevtutil COMMAND [ARGUMENT [ARGUMENT] ...] [/OPTION:VALUE [/OPTION:VALUE] ...]

コマンド:

el | enum-logs ログ名を列挙します。
gl | get-log ログの構成情報を取得します。
sl | set-log 既存のログの構成を更新します。
ep | enum-publishers イベントの発行元を列挙します。
gp | get-publisher 発行元の構成情報を取得します。
im | install-manifest イベントの発行元とログをマニフェストから
インストールします。
um | uninstall-manifest イベントの発行元とログをマニフェストから
アンインストールします。
qe | query-events ログまたはログ ファイルからイベントを照会します。
gli | get-log-info ログ ステータス情報を取得します。
epl | export-log ログをエクスポートします。
al | archive-log エクスポートされたログを保管します。
cl | clear-log ログをクリアします。

一般的なオプション:

/{r | remote}:VALUE
指定すると、リモート コンピューター上でコマンドが実行されます。
VALUE はリモート コンピューターです。
オプション /im および /um はリモート操作をサポートしていません。

/{u | username}:VALUE
リモート コンピューターにログオンする別のユーザーを指定します。VALUE は
"ドメイン\ユーザー" または "ユーザー" の形式のユーザー名です。
オプション /r が指定されている場合にだけ適用できます。

/{p | password}:VALUE
指定されたユーザーのパスワードです。指定されていないか、VALUE に
"*" が指定されている場合、ユーザーはパスワードの入力を求められます。
オプション /u が指定されている場合にだけ適用できます。

/{a | authentication}:[Default|Negotiate|Kerberos|NTLM]
リモート コンピューターにアクセスするための認証の種類です。
既定値は "Negotiate" です。

/{uni | unicode}:[true|false]
Unicode で出力を表示します。true の場合、出力は Unicode です。

特定のコマンドの詳細については、次のコマンドを入力してください。

wevtutil COMMAND /?



イベントログの日付順で表示する


コマンドラインからイベントログを出力する場合、新しい日付順に表示したい場合もあるでしょう。
そんな場合は /rd オプションを使用します。(/rd オプションはヘルプでは表示されませんでした)

/rd:true にすると最新のイベントが一番最初に出力されます。


C:\wevtutil qe System /f:Text /rd:true



サンプルコマンド


以下は実行例です。新しいイベントが先に表示されていることが分かります。


C:\>wevtutil qe System /f:Text /rd:true
Event[0]:
Log Name: System
Source: NetBT
Date: 2019-05-05T20:06:57.624
Event ID: 4321
Task: N/A
Level: エラー
Opcode: N/A
Keyword: クラシック
User: N/A
User Name: N/A
Computer: PCNAME
Description:
名前 "PCNAME :0" は、IP アドレス *.*.*.* のインターフェイスに登録できませんでした。 IP アドレス *.*.*.* のコンピューターは、その名前がこのコンピューターに付くことを 許可しませんでした。

<中略>

Event[7]:
Log Name: System
Source: Microsoft-Windows-Kernel-Power
Date: 2019-05-05T19:22:43.405
Event ID: 105
Task: N/A
Level: 情報
Opcode: 情報
Keyword: N/A
User: S-1-5-18
User Name: NT AUTHORITY\SYSTEM
Computer: PCNAME
Description:
電源の変更。









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