遅延書き込みデータの紛失
Windows-遅延書き込みデータの紛失(ファイル名)のデータを一部保存できませんでした。データを損失しました。
このエラーは、コンピュータのハードウェアまたはネットワーク接続の障害によって発生した可能性があります。
このファイルをどこか別の所に保存してください。
Event ID: 50
英語メッセージ：
Event ID: 50 {Delayed Write Failed} Windows was unable to save all the data for the file (file). The data has been lost. This error may be caused by a failure of your computer hardware or network connection. Please try to save this file elsewhere.
これはファイルのディスクへの書き込みエラーです。場合によっては深刻な状態なので対処が必要です。大事なファイルを失う可能性があるので対処してください。
原因
これは主にメモリ上の内容をディスクに書き込む際に失敗した場合に発生します。
Windowsを初めとするOSではファイルに変更があっても毎回即座に書き込むとは限りません。毎回書き込むとその分速度が遅くなるからです。
何らかのタイミングでディスクに書き込みますが、いざ書き込もうとした瞬間に書き込み先のディスクが見えない場合にこの"遅延書き込みデータの紛失"が発生します。
主にキャッシュの内容をディスクに書き込む場合に発生します。
以下のような原因が考えられます。
ディスク故障
ディスクから「がりがり」という音がする、ディスクアクセスランプがひっきりなしに点灯する、ディスクアクセスが遅い、PCが思いなどの症状が発生する場合はディスクが故障している可能性があります。その故障のためのエラーのための可能性があります。とても危険な状態なのですくに大事なファイルは外部媒体にバックアップすることを推奨します。
同時に"SMART 機能でエラーが検出されました" ,"SMART Failure Predicted on Hard disk" , "ハードディスクに問題が検出されました"などのメッセージが表示されていたらディスク故障、あるいはもうすく故障すると考えて間違いないでしょう。すぐに大事なファイルはUSBディスクや OneDrive , iCloud などにバックアップすることを強く推奨します。
リムーバブルデバイスの取り出し
キャッシュ機能が有効な状態でUSBディスクを突然取り外した場合などこのエラーが発生する可能性があります。
取り外す場合はタスクバーの"ハードウェアを安全に取り外してメディアと取り出す"を実行してから取り出す必要があります。
ネットワーク障害
ネットワーク共有機能を使用してファイルサーバの共有に接続している場合に、何らかの理由で共有が使えなくなった場合にこのエラーが発生する可能性があります。
以下のコマンドで共有に正常にアクセス可能か確認してください。
(例えば 10.0.0.1 の data08712 を使用している場合)
もしアクセスできない場合はネットワーク障害あるいはファイルサーバに問題が発生している可能性があります。それが原因で"遅延書き込みデータの紛失"が発生した可能性があります。
C:\>net use
新しい接続は記憶されます。
ステータス ローカル名 リモート名 ネットワーク名
-------------------------------------------------------------------------------
OK Z: \\10.0.0.1\data08712 Microsoft Windows Network
コマンドは正常に終了しました。
C:\>z:
Z:\>
ディスクオフライン
Windows のディスク管理ツールでディスクをオフライン化した場合に表示される可能性があります。
ディスクをオフライン化する場合はそのドライブを使用していないことを確認してから実行する必要があります。
マウントエラー
例えばAWS インスタンスで EBSをマウントしている場合などファイルを開いている状態でEBS (Elastic Block Storage) への接続を解除した場合に表示されます。
RAIDコントローラやバッテリ異常
主にServer 系OS でRAIDコントローラ装置などを使用している場合、RAIDコントローラ障害やバッテリ異常によりこのエラーが発生する場合があります。
専門のCEに相談することをお勧めします。
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