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作成日:2013/05/23
更新日:2013/05/23
対象:Windows 2008

システム エラー 86 が発生しました。指定されたネットワーク パスワードが間違っています。 というエラーが net use コマンドで表示される。パスワードは間違っていない。





【現象】
net use * \\<ipアドレス>\<シェア名> /user:<ユーザ名> <パスワード>

で以下のエラーが表示される場合があります。

システム エラー 86 が発生しました。指定されたネットワーク パスワードが間違っています。

また「ファイル名を指定して実行」から \\<ipアドレス> を実行し認証ダイアログに正しいユーザ名/パスワードを入力してもエラーとなります。
ユーザ名やパスワードは間違っていません。共有のアクセス権、ファイルのアクセス権利や認証のポリシーも間違っていません。この場合、以下の設定に誤りがある場合がありますので、確認が必要です。

【確認事項】
グループポリシのネットワーク アクセス: ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデルのポリシーが[guestのみ]になっていないか確認してください。[guestのみ]の場合には、[クラシック]に変更して確認してください。[guest]のみの場合には匿名ユーザが匿名でファイル共有にアクセス可能となり、ユーザ名/パスワードの認証ではログオンできなくなります。ただしこの設定はリモートデスクトップ接続には影響しません。

参考:グループポリシの変更方法
http://tooljp.com/windows/doc/grouppolicy/grouppolicy.html




[参考:Windows Server 2008 R2のポリシー説明より引用]

ネットワーク アクセス: ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル

このセキュリティ設定は、ローカル アカウントを使用したネットワーク ログオンの認証方法を指定します。この設定が [クラシック] の場合、ローカル アカウントの資格情報を使用するネットワーク ログオンは、この資格情報を使用して認証されます。クラシック モデルでは、リソースに対するアクセスを詳細に設定できます。クラシック モデルを使用することにより、同じリソースに対してもユーザー単位でさまざまなアクセス許可を付与できます。
この設定が [ゲストのみ] の場合、ローカル アカウントを使用するネットワーク ログオンは、Guest アカウントに自動的にマップされます。ゲスト モデルを使用すると、すべてのユーザーを同等に扱うことができます。すべてのユーザーが Guest として認証され、一定のリソース ([読み取り専用] または [変更]) に対して同レベルのアクセスが許可されます。

ドメイン コンピューターの既定値: クラシック
スタンドアロン コンピューターの既定値: ゲストのみ

重要

ゲストのみモデルの場合、ネットワーク経由でコンピューターにアクセス可能なユーザー (匿名インターネット ユーザーを含む) であれば、共有リソースにアクセス可能です。承認されていないアクセスからコンピューターを保護するには、Windows ファイアウォールまたは他の同様のデバイスを使用する必要があります。同様に、クラシック モデルの場合は、ローカル アカウントのパスワードを保護する必要があります。保護されていない場合、共有システム リソースにアクセスするユーザーがローカル ユーザー アカウントを使用できてしまいます。

注意

この設定は、Telnet やリモート デスクトップ サービスなどのサービスを使用してリモートで実行される対話型ログオンには影響ありません。

リモート デスクトップ サービスは、以前のバージョンの Windows Server でターミナル サービスと呼ばれていました。

このポリシーは、Windows 2000 を実行しているコンピューターには影響しません。
ドメインに参加していないコンピューターの場合、この設定は、使用している共有およびセキュリティ モデルに対応するよう、エクスプローラーの [共有とセキュリティ] タブの設定も変更します。







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