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作成日:2007/02/19
更新日:2022/04/10
対象:Windows 11

【Firewallポートルール】リモートデスクトップ接続許可設定時に自動で有効化される Firewall ポート




【目次】


Windows11でリモートデスクトップ接続を許可する


Windows11はクライアントOSですがリモートデスクトップサーバ、要するに接続される側になることも可能です。
デフォルトでは接続は無効化されていますが、有効化することによりリモート端末から接続することが可能となります。(ただしセキュリティ上大きな問題になる可能性があるので、基本的には有効化しないでください。もしどうしても有効化する必要が発生しても、必要な作業が完了したら再度無効化しておいてください。)

具体的には以下の設定で行います。

リモートデスクトップ接続を有効化する手順



この設定を行うとWindows Firewall のルールでリモートデスクトプ接続の3個のルールが有効化されます。(デフォルトは無効化)
具体的には以下のルールが有効になりました。(2022年4月確認)

リモートデスクトップ接続で有効となる3個のFirewallサービス




"netsh advfirewall firewall show rule name=all"というコマンドで確認しました。



規則名: リモート デスクトップ - シャドウ (TCP 受信)
----------------------------------------------------------------------
有効: はい
方向: 入力
プロファイル: ドメイン,プライベート,パブリック
グループ: リモート デスクトップ
ローカル IP: 任意
リモート IP: 任意
プロトコル: TCP
ローカル ポート: 任意
リモート ポート: 任意
エッジ トラバーサル: アプリケーションに従う
操作: 許可





規則名: リモート デスクトップ - ユーザー モード (UDP 受信)
----------------------------------------------------------------------
有効: はい
方向: 入力
プロファイル: ドメイン,プライベート,パブリック
グループ: リモート デスクトップ
ローカル IP: 任意
リモート IP: 任意
プロトコル: UDP
ローカル ポート: 3389
リモート ポート: 任意
エッジ トラバーサル: いいえ
操作: 許可




規則名: リモート デスクトップ - ユーザー モード (TCP 受信)
----------------------------------------------------------------------
有効: はい
方向: 入力
プロファイル: ドメイン,プライベート,パブリック
グループ: リモート デスクトップ
ローカル IP: 任意
リモート IP: 任意
プロトコル: TCP
ローカル ポート: 3389
リモート ポート: 任意
エッジ トラバーサル: いいえ
操作: 許可



ルール詳細


上記3個ルールの詳細は次の通りです。netsh コマンドで詳細を確認することが可能です。

netsh advfirewall firewall show rule name="リモート デスクトップ - シャドウ (TCP 受信)" verbose


規則名: リモート デスクトップ - シャドウ (TCP 受信)
----------------------------------------------------------------------
説明: 既存のリモート デスクトップ セッションのシャドウ処理を許可するリモート デスクトッ プ サービスの受信規則です。(TCP 受信)
有効: はい
方向: 入力
プロファイル: ドメイン,プライベート,パブリック
グループ: リモート デスクトップ
ローカル IP: 任意
リモート IP: 任意
プロトコル: TCP
ローカル ポート: 任意
リモート ポート: 任意
エッジ トラバーサル: アプリケーションに従う
プログラム: C:\Windows\system32\RdpSa.exe
インターフェイスの種類: 任意
セキュリティ: NotRequired
規則のソース: ローカル設定
操作: 許可



netsh advfirewall firewall show rule name="リモート デスクトップ - ユーザー モード (TCP 受信)" verbose


規則名: リモート デスクトップ - ユーザー モード (TCP 受信)
----------------------------------------------------------------------
説明: RDP トラフィックを許可するためのリモート デスクトップ サービスの受信規則です。[TCP 3389]
有効: はい
方向: 入力
プロファイル: ドメイン,プライベート,パブリック
グループ: リモート デスクトップ
ローカル IP: 任意
リモート IP: 任意
プロトコル: TCP
ローカル ポート: 3389
リモート ポート: 任意
エッジ トラバーサル: いいえ
プログラム: C:\Windows\system32\svchost.exe
サービス: termservice
インターフェイスの種類: 任意
セキュリティ: NotRequired
規則のソース: ローカル設定
操作: 許可



netsh advfirewall firewall show rule name="リモート デスクトップ - ユーザー モード (UDP 受信)" verbose


規則名: リモート デスクトップ - ユーザー モード (UDP 受信)
----------------------------------------------------------------------
説明: RDP トラフィックを許可するためのリモート デスクトップ サービスの受信規則です。[UDP 3389]
有効: はい
方向: 入力
プロファイル: ドメイン,プライベート,パブリック
グループ: リモート デスクトップ
ローカル IP: 任意
リモート IP: 任意
プロトコル: UDP
ローカル ポート: 3389
リモート ポート: 任意
エッジ トラバーサル: いいえ
プログラム: C:\Windows\system32\svchost.exe
サービス: termservice
インターフェイスの種類: 任意
セキュリティ: NotRequired
規則のソース: ローカル設定
操作: 許可



リモートデスクトップ接続を許可するコマンド


上記の紹介では設定アプリで有効化することにより自動で有効化されるFirewallポートでしたが、別途コマンドから有効化することも可能です。コマンドプロンプトを管理者権限で開いてから次のコマンドを実行してください。


c:\> netsh advfirewall firewall set rule name="リモート デスクトップ - シャドウ (TCP 受信)" new enable=yes
1 規則を更新しました。
OK




c:\> netsh advfirewall firewall set rule name="リモート デスクトップ - ユーザー モード (TCP 受信)" new enable=yes
1 規則を更新しました。
OK




c:\> netsh advfirewall firewall set rule name="リモート デスクトップ - ユーザー モード (UDP 受信)" new enable=yes
1 規則を更新しました。
OK







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