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[Windows 11 FAQ 一覧] - [Windows のファイル名で大文字と小文字を区別する設定]
【目次】
ただし Windows 11 ではファイル名で大文字、小文字の区別の設定が可能です。
以下のコマンドは c:\a フォルダでファイルの大文字、小文字の区別を行います。
PS C:\a> fsutil.exe file SetCaseSensitiveInfo c:\a
ディレクトリ c:\a の大文字と小文字を区別する属性が有効になっています。
次の通り 同じフォルダに File.txt と file.txt が作成できました。大文字小文字を区別しているということです。
PS C:\a> dir
ディレクトリ: C:\a
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2023/09/05 22:38 3 File.txt
-a---- 2023/09/05 22:38 3 file.txt
コマンドの仕様は次の通りです。
PS C:\a> fsutil.exe file SetCaseSensitiveInfo
使用法: fsutil file setCaseSensitiveInfo <ディレクトリ名> [<enable>|<disable>]
値: enable - <ディレクトリ名> の大文字小文字を区別する属性を有効にする
(指定されていない場合の既定値)
disable - <ディレクトリ名> の大文字と小文字を区別する属性を無効にする
例: fsutil file setCaseSensitiveInfo C:\TempFolder enable
fsutil file setCaseSensitiveInfo C:\TempFolder disable
無効にするには次のコマンドを実行します。
PS C:\a> fsutil.exe file SetCaseSensitiveInfo c:\a disable
ディレクトリ c:\a の大文字と小文字を区別する属性が無効になっています。
もしこのコマンドで矛盾が発生した場合は次のエラーが発生してしまいます。(同一フォルダにFile.txt と file.txt がある場合)
PS C:\a> fsutil.exe file SetCaseSensitiveInfo c:\a disable
エラー: このディレクトリには、大文字小文字が違うだけの名前を持つエントリが含まれています。
WSL
以前は WSL (Windows Subsystem for Linux) でのみ可能でしたが、現在のWindows 11 ではWSL以外でも可能でした。
エディション Windows 11 Enterprise Evaluation
バージョン 22H2
インストール日
OS ビルド 22621.525
エクスペリエンス Windows Feature Experience Pack 1000.22634.1000.0
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