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作成日:2019/05/04
更新日:2019/05/04
対象:Windows 10

グループポリシーに登録したシャットダウンスクリプトが実行されない




【目次】


シャットダウンスクリプトが実行されない


グループポリシーに"シャットダウンスクリプト"という設定があり、Windows がシャットダウン(停止)するときにスクリプトを実行することが可能です。
通常はシャットダウンごとに実行されますが、何故か実行されない場合があります。その原因と対処に関して説明します。

Windows10環境ではこのトラブルが発生しやすい傾向にあります。起動時に高速に起動さるため、 OS がシャットダウンしているようで実はシャットダウンしていない場合が多いです。以下のような原因と対処が考えられます。

Windows 10の場合


Windows 10 の場合、メニューからシャットダウンすると「スリープ」「休止状態」になる可能性あります。[Shift]キーを押しながらシャットダウンして確実に終了させ改善するか確認します。
あるいは高速スタートアップを無効化して改善するか確認します。


Windows Server 系の場合


(1)登録方式の誤り
スクリプトを "ps1ファイル" として登録してしまっていることが考えられます。

もしシャットダウンすると


"サービスをシャットダウンしています group policy client"
"グループポリシークライアントのシャットダウン中"



などがが長時間表示される場合はこれに該当する可能性あります。ps1 がスクリプトとして実行されるのではなく、メモ帳などでps1が開かれている可能性があります。
これにより長時間保留されている可能性あります。
以下のように修正します。

【誤った例】
スクリプト名:C:\scripts\shutdownscript.ps1
パラメータ:


【正しい例】
スクリプト名:C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe
パラメータ:C:\scripts\shutdownscript.ps1

(*)powershell.exe は環境により異なります。自身のパスに置き換える必要があります。


(2)拡張子誤り
"登録されている拡張子は表示しない"を無効にします。xyz.ps1.txt や xyz.bat.txt のようにテキストファイルになっている可能性あります。



(3)権限不足
権限が不足している可能性あります。シャットダウンスクリプトを手動で実際に動作させてみます。以下のようなエラーが発生する場合は権限不足が考えられます。


スクリプトの実行がシステムで無効になっているため、ファイル <スクリプト名>を読み込めません。詳細については、「get-help about_signing」と入力し
てヘルプを参照してください。
発生場所 行:1 文字:30
+ <スクリプト名> <<<<
+ CategoryInfo : NotSpecified: (:) []、PSSecurityException
+ FullyQualifiedErrorId : RuntimeException




対処としては以下のようにPowershellの実行権限を付けます。

例:

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned








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