重大な温度管理イベントのため、システムがシャットダウンされました（ソース：Kernel-Power、イベントID: 86）
重大な温度管理イベントのため、システムが休止状態になりました（ソース：Kernel-Power、イベントID: 88）
清掃を行ったりファンを増強してもよいのですが、事前に温度を確認したい場合もあるでしょう。そのようなニーズが発生したためまとめてみました。
結論としてはCPUの温度を調べるのはWindows標準機能ではできません。ただしフリーツールでは可能です。
・フリーツールで各CPUの温度を取得することができる。
・WMICではPC内の温度を取得できるが、正確ではない可能性がある。WMICではCPUの温度はおそらく取得できない。(さらにハードウェアがサポートしている必要あり）
・Windows 10標準のパフォーマンスモニタでもPC内の温度を取得することができる。ただし同じくCPUの温度はおそらく取得できない。
CPUの温度を取得するツール
WMICコマンドではCPUの温度は取得できないようです。フリーツールを使用すればCPUの温度を取得することができそうです。
さまざまなツールが存在しますが、本ページでは "HWMonitor"を紹介します。
■HWMonitor
https://www.cpuid.com/softwares/hwmonitor.html
インストールなしで取得できる zip 版がお勧めです。"ZIP ・ ENGLISH 32 or 64-bit version"でダウンロードできます。
コマンドでのCPU内の温度
WMICコマンドを使用すればPC内の温度を取得することが可能です。ただし経験上あまり正確ではなさそうです。
またCPUの温度は取得できません。PC内よりCPUの方の温度がかなり高くなると思います。
残念ながらBIOSがサポートしていないと以下のようにほぼ 0 が戻るようです。
PS> (Get-WmiObject MSAcpi_ThermalZoneTemperature -Namespace "root/wmi" | where -Property instancename -EQ "ACPI\ThermalZone\TZ01_0").CurrentTemperature / 10 - 273.15
0.0500000000000114
参考：
パフォーマンスモニタによるPC内の温度
Windows標準のパフォーマンスモニタでもPC内の温度を取得することは可能です。
(1)ファイル名を指定して実行から perfmon.exe を起動する。
(2)
カウンタの追加を実行する。
(3)
[Thermal Zone Information]を選択する。
その後[High Precision Temperature] あるいは [Temperature] を選択する。
以上でPC内の温度を計測することができます。ハードウェアがサポートしている必要があります。
Get-WmiObject : サポートされていません
仮想環境やリモートデスクトップ経由ではGet-WmiObjectはサポートされていないというエラーでした。そういう仕様かもしれません。
Get-WmiObject MSAcpi_ThermalZoneTemperature -Namespace "root/wmi" | where -Property instancename -EQ "ACPI\ThermalZone\TZ01_0").CurrentTemperature / 10 - 273.15
Get-WmiObject : サポートされていません
英語：
Get-WmiObject not supported
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