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作成日:2021/08/17
更新日:2024/04/24
対象:Windows 11

robocopy で "30 秒間待機しています。再試行しています"でコピーが失敗する場合の対処




【目次】


robocopy で30秒のwaitとなる


robocopy とはWindowsで標準に装備された堅牢なコピーコマンドです。
大量ファイルのバックアップなどに活用することができます。またフォルダのミラーなどで活用できます。

しかし次のエラーで処理が停止してしまう場合があります。


30 秒間待機しています... 再試行しています...



この場合の対処に関して説明します。

アクセスが拒否されました


以下のように"アクセスが拒否されました"と出力される場合があります。


2021/08/10 14:00:30 エラー 1920 (0x00000780) ファイル属性を変更しています c:\mytestfolder\test.txt
アクセスが拒否されました。
30 秒間待機しています... 再試行しています...



この"アクセスが拒否されました"と表示される場合は属性のコピーに失敗している場合があります。/copy:DT オプションを追加して属性情報のコピーを無効化してみてください。


/copy:DT



参考:Copy オプション


/COPY:コピーフラグ :: ファイルにコピーする情報 (既定値は /COPY:DAT)。
(copyflags : D=データ、A=属性、T=タイムスタンプ、X=代替データ ストリームをスキップ)。
(S= セキュリティ =NTFS ACL、O= 所有者情報、U= 監査情報)。




ファイルにアクセスできません


次のエラー robocopy で処理が停止してしまう場合があります。


2021/08/10 14:00:30 エラー 1920 (0x00000780) ファイル属性を変更しています c:\mytestfolder\test.txt
ファイルにアクセスできません。
30 秒間待機しています... 再試行しています...



よくある原因がジャンクションファイルのコピーに失敗している場合です。cygwin フォルダのコピーでよく発生します。
もしジャンクションが不要ならそれらを除外するオプションを追加してみてください。

以下オプションでジャンクションを除外することが可能です。


/xj ジャンクションファイルを除外
/xjd フォルダへのジャンクションを除外



robocopy を強制終了した場合、途中までのファイルが残る


robocopy の注意事項です。
robocopy 実行中に Ctrl + C あるいはコマンドプロンプトを強制終了した場合など、中途半端なファイルが残ります。例えば1Gのファイルをコピー中に60%くらいで強制終了した場合、600Mくらいのファイルが残ります。十分に注意してください。






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