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作成日:2023/02/16
更新日:2023/02/17
対象:Windows 11

Magnify.exe とは?拡大鏡の誤操作起動を防止する




【目次】

Magnify.exe とは


Magnify.exe とは拡大鏡の実態ファイルです。拡大鏡により部分的にWindows 11のデスクトップを拡大させることが可能です。
拡大鏡の実態プログラム(exe)は次の通りです。

C:\Windows\System32\Magnify.exe



拡大鏡を無効化する


間違えて拡大鏡のショートカットを実行して画面が突然大きくなる場合があります。

参考:
[Windows] + [+] で拡大鏡を表示
[Windows] + [esc] で拡大鏡を終了


もし拡大鏡を利用しないなら、無効にしてしまいたい場合がります。
次の通り拡大鏡の実態ファイルであるMagnify.exeをrenameすればよいと考えるかもしれません。
しかしセキュリティの関係上かrename に失敗します。


C:\Windows\System32>rename Magnify.exe Magnify.exe.org
アクセスが拒否されました。



これは Magnify.exe の 所有者(owner) 設定が問題です。このファイルのowner を確認してみましょう。
ファイルの所有者を調べるには dir の /q オプションを利用します。


C:\Windows\System32 のディレクトリ

2022/03/10 18:46 650,752 NT SERVICE\TrustedInstaMagnify.exe
1 個のファイル 650,752 バイト
0 個のディレクトリ 8,534,011,904 バイトの空き領域



これでこのファイルの所有者がNT SERVICE\TrustedInstaller であることが分かります。(表示は崩れていますが)
よってrename する前に所有者権限を取得します。

その後先ほどの通りrename すれば Magnify.exe が元に戻ります。

拡大鏡を無効化するコマンド


拡大鏡を無効化するために、まずMagnify.exeの所有権を取得します。


C:\Windows\System32>takeown /F Magnify.exe /A

成功: ファイル (またはフォルダー): "C:\Windows\System32\Magnify.exe" は現在 Administrators グループによって所有されてい ます。



先ほど失敗したrenameコマンドを再度実行します。


C:\Windows\System32>rename Magnify.exe Magnify.exe.org
アクセスが拒否されました。



再度失敗しました。なぜでしょうか。これは所有権を取得しただけで、権限を取得していないからです。
エクスプローラから Magnify.exe に administrator のフルコントロール権限を与えます。



再度 rename を実行したところ無事成功しました。

C:\Windows\System32>rename Magnify.exe Magnify.exe.org



[Windows] + [+] でも拡大鏡が実行されないことを確認してください。一瞬だけ砂時計が表示されます。

試しに次のコマンドでこの変更がcorrupt (破損)として検出されるか試しましたが、検出されませんでした。

Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth







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