[ホーム] -
[Windows 10 FAQ 一覧] - [Windows タスクスケジューラでよく使うコマンドとサンプルの紹介]
【目次】
このページでは Windows タスクスケジューラのコマンドである schtasks に関して説明します。
C:\>schtasks /Query
参考:
もし "schtasks" コマンドで "アクセスが拒否されました"と表示された場合の対処
CSVとして出力
CSV (Comma Separated Values)形式で出力します。Excel などに簡単にインポート可能です。
C:\>schtasks /Query /fo csv >c:\temp\TaskSchedules.csv
(*)詳細で出力したい場合は、さらに追加で /v オプションを付けます。
詳細表示
各タスクの詳細を表示します。28項目が表示されます。/v オプションありは32項目、無しは3項目と簡略表示されます。
C:\>schtasks /Query /v
*/v オプションで表示項目は以下のとおりです。
ホスト名,タスク名,次回の実行時刻,状態,ログオン モード,前回の実行時刻,前回の結果,作成者,実行するタスク,開始,コメント,スケジュールされたタスクの状態,アイドル時間,電源管理,ユーザーとして実行,再度スケジュールされない場合はタスクを削除する,タスクを停止するまでの時間,スケジュール,スケジュールの種類,開始時刻,開始日,終了日,日,月,繰り返し: 間隔,繰り返し: 終了時刻,繰り返し: 期間,繰り返し: 実行中の場合は停止,
個々のタスクスケジュールの表示
タスク名を指定して個々のタスクの詳細を表示します。
C:\schtasks /Query /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
(*) /TN で指定するタスク名は "schtasks /Query" コマンドで表示される"タスク名"です。"タスクスケジューラ"(GUI)で名前を確認する場合は「名前」「場所」を足したものとなります。
例:
名前:Scheduled Start
場所:\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
の場合「タスク名」は以下の通りとなります。
\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\Scheduled Start
個々のタスクスケジュールの詳細表示
個々のタスクを詳細に出力するには /v オプションを付けます。
C:\>schtasks /Query /v /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
詳細と縦に出力するには "/FO list" を付けます。
C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
フォルダー\
ホスト名: PCNAME
タスク名: \GoogleUpdateTaskMachineUA
次回の実行時刻: 2019/05/17 0:12:14
状態: 準備完了
・
<以下省略>
タスクを実行する
タスクをすぐに実行するには /Run オプションを使用します。
C:\>schtasks /Run /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
情報: スケジュール タスク "GoogleUpdateTaskMachineUA" は現在実行中です。
成功: スケジュール タスク "GoogleUpdateTaskMachineUA" の実行が試行されました。
タスクのSIDを表示する
タスクのSIDを表示するには /ShowSid オプションを付けます。
C:\>schtasks /ShowSid /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
実行中のタスクを停止する
実行中のタスクを停止するには /End オプションを付けます。
C:\>schtasks /End /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
成功: スケジュール タスク "GoogleUpdateTaskMachineUA" は正しく中断されました。
タスクを新規に作成する
タスクを新規に作成するには /Create オプションを指定します。(実行ではなくスケジュールタスクそのものを新規に作成します)
C:\>schtasks /Create /TN myTestTask001 /TR "C:\test\test.bat" /SC Daily /RL highest /F
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" は正しく作成されました。
タスクを削除する
タスクを削除するには /Delete オプションを使用します。
C:\>schtasks /Delete /TN myTestTask001
警告: タスク "myTestTask001" を削除しますか (Y/N) ? y
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" は正しく削除されました。
タスクを有効化する
タスクを有効化するには/Change /Enable オプションを使用します。
C:\>schtasks /Change /Enable /TN myTestTask001
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" のパラメーターは変更されました。
タスクを無効化する
タスクを無効化するには/Change /Disable オプションを使用します。
C:\>schtasks /Change /Disable /TN myTestTask001
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" のパラメーターは変更されました。
その他以下のような/Change オプションがあります。
パラメーター一覧:
/S システム 接続先のリモート システムを指定します。
/U ユーザー名 schtasks.exe が実行されるユーザー コンテキストを 指定します。
/P [パスワード] 与えられたユーザーのコンテキストのパスワードを指定し
ます。省略すると入力が促されます。
/TN タスク名 変更するタスクのパス名を\指定します。
/RU 実行ユーザー タスクを実行するユーザー アカウントを変更
します。システム アカウントに有効な値は ""、
"NT AUTHORITY\SYSTEM" または "SYSTEM" です。
v2 タスクには、"NT AUTHORITY\LOCALSERVICE" と
"NT AUTHORITY\NETWORKSERVICE" も 3 つすべての
既知の SID と同じく利用できます。
/RP パスワード 既存のユーザー コンテキストまたは新しいユーザー
アカウントのパスワードを新しく指定します。
システム アカウントではこのパスワードは無視されます。
/TR 実行タスク スケジュール タスクにより実行される新しい
プログラムを指定します。
/ST 開始時刻 タスクを実行する開始時刻を指定します。時刻は
HH:mm (24 時間形式) の形式です。たとえば、
午後 2 時 30 分は 14:30 と指定します。
/RI 間隔 繰り返す間隔を分で指定します。
有効範囲: 1 - 599940 (分)
/ET 終了時刻 タスクの実行を終了する時刻を指定します。時刻は
HH:mm (24 時間形式) の形式です。たとえば、
午後 2 時 50 分は 14:50 と指定します。
/DU 継続時間 タスクを実行する継続時間を指定します。時刻は
HH:mm の形式です。これは /ET と同時には指定できません。
/K 終了時刻または継続時間にタスクを終了します。
/SD 開始日 タスクを実行する最初の日を指定してください。
形式は yyyy/mm/dd です。
/ED 終了日 タスクを実行する最後の日を指定してください。
形式は yyyy/mm/dd です。
/IT ジョブの実行時に /RU ユーザーが現在ログオンしている
場合にのみ、タスクが相互に実行するようにします。
このタスクは、ユーザーがログインしている場合にのみ
実行します。
/RL レベル ジョブの実行レベルを設定します。有効な値は LIMITED と
HIGHEST です。既定では変更できません。
/ENABLE スケジュールされたタスクを有効にします。
/DISABLE スケジュールされたタスクを無効にします。
/Z 最後の実行後で削除するタスクをマークします。
/DELAY 遅延時間 トリガーの開始後から、タスクが実行するまでの
待機時間を指定します。時間の形式は
mmmm:ss です。このオプションは ONSTART、ONLOGON、
ONEVENT の種類のスケジュールにのみ有効です。
/HRESULT 診断能力を向上させるために、プロセス終了コードは
HRESULT 形式になります。
-------------------------------------------------------------状態を確認する
状態を確認するコマンドのサンプルです。
C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA" | findstr "状態:"
前回の実行結果を確認する
前回の実行結果を確認するコマンドのサンプルです。
C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA" | findstr "前回の結果:"
0の場合は成功
その他は失敗
となります。
次回の実行時間を確認する
・次回の実行時刻を確認するコマンドは以下の通りです。
C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA" | findstr "次回の実行時刻:"
(ご注意) 本サイト内の内容を使用して発生したいかなる時間的損害、金銭的損害あるいはいかなる損害に対して、いかなる人物も一切の責任を負いません。あくまでも個人の判断で使用してください。 本ページは独自に調査をしたアンオフィシャル(非公式)な内容です。内容に誤りがある可能性や仕様変更により内容が不正確になる可能性があります。 本サイト内掲載されている情報は、著作権法により保護されています。いかなる場合でも権利者の許可なくコピー、配布することはできません。 このページはリンクフリーです。(このページへの直接リンクも可能です。)
Copyright(c) TOOLJP.COM 1999-2024