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作成日:2019/05/16
更新日:2019/05/18
対象:Windows 10

Windows タスクスケジューラでよく使うコマンドとサンプルの紹介




【目次】


このページでは Windows タスクスケジューラのコマンドである schtasks に関して説明します。

一覧を簡易表示する



タスクスケジューラ一覧を簡易表示します。"タスク名","次回の実行時刻","状態"を表示します。

C:\>schtasks /Query



参考:
もし "schtasks" コマンドで "アクセスが拒否されました"と表示された場合の対処

CSVとして出力


CSV (Comma Separated Values)形式で出力します。Excel などに簡単にインポート可能です。


C:\>schtasks /Query /fo csv >c:\temp\TaskSchedules.csv



(*)詳細で出力したい場合は、さらに追加で /v オプションを付けます。

詳細表示


各タスクの詳細を表示します。28項目が表示されます。/v オプションありは32項目、無しは3項目と簡略表示されます。


C:\>schtasks /Query /v



*/v オプションで表示項目は以下のとおりです。


ホスト名,タスク名,次回の実行時刻,状態,ログオン モード,前回の実行時刻,前回の結果,作成者,実行するタスク,開始,コメント,スケジュールされたタスクの状態,アイドル時間,電源管理,ユーザーとして実行,再度スケジュールされない場合はタスクを削除する,タスクを停止するまでの時間,スケジュール,スケジュールの種類,開始時刻,開始日,終了日,日,月,繰り返し: 間隔,繰り返し: 終了時刻,繰り返し: 期間,繰り返し: 実行中の場合は停止,



個々のタスクスケジュールの表示


タスク名を指定して個々のタスクの詳細を表示します。


C:\schtasks /Query /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"


(*) /TN で指定するタスク名は "schtasks /Query" コマンドで表示される"タスク名"です。"タスクスケジューラ"(GUI)で名前を確認する場合は「名前」「場所」を足したものとなります。

例:
名前:Scheduled Start
場所:\Microsoft\Windows\WindowsUpdate

の場合「タスク名」は以下の通りとなります。

\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\Scheduled Start


個々のタスクスケジュールの詳細表示


個々のタスクを詳細に出力するには /v オプションを付けます。


C:\>schtasks /Query /v /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"




詳細と縦に出力するには "/FO list" を付けます。


C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
フォルダー\
ホスト名: PCNAME
タスク名: \GoogleUpdateTaskMachineUA
次回の実行時刻: 2019/05/17 0:12:14
状態: 準備完了

<以下省略>



タスクを実行する


タスクをすぐに実行するには /Run オプションを使用します。


C:\>schtasks /Run /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
情報: スケジュール タスク "GoogleUpdateTaskMachineUA" は現在実行中です。
成功: スケジュール タスク "GoogleUpdateTaskMachineUA" の実行が試行されました。



タスクのSIDを表示する


タスクのSIDを表示するには /ShowSid オプションを付けます。


C:\>schtasks /ShowSid /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"




実行中のタスクを停止する


実行中のタスクを停止するには /End オプションを付けます。


C:\>schtasks /End /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA"
成功: スケジュール タスク "GoogleUpdateTaskMachineUA" は正しく中断されました。




タスクを新規に作成する


タスクを新規に作成するには /Create オプションを指定します。(実行ではなくスケジュールタスクそのものを新規に作成します)


C:\>schtasks /Create /TN myTestTask001 /TR "C:\test\test.bat" /SC Daily /RL highest /F
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" は正しく作成されました。



タスクを削除する


タスクを削除するには /Delete オプションを使用します。

C:\>schtasks /Delete /TN myTestTask001
警告: タスク "myTestTask001" を削除しますか (Y/N) ? y
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" は正しく削除されました。

タスクを有効化する


タスクを有効化するには/Change /Enable オプションを使用します。


C:\>schtasks /Change /Enable /TN myTestTask001
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" のパラメーターは変更されました。



タスクを無効化する


タスクを無効化するには/Change /Disable オプションを使用します。

C:\>schtasks /Change /Disable /TN myTestTask001
成功: スケジュール タスク "myTestTask001" のパラメーターは変更されました。


その他以下のような/Change オプションがあります。


パラメーター一覧:
/S システム 接続先のリモート システムを指定します。

/U ユーザー名 schtasks.exe が実行されるユーザー コンテキストを 指定します。

/P [パスワード] 与えられたユーザーのコンテキストのパスワードを指定し
ます。省略すると入力が促されます。

/TN タスク名 変更するタスクのパス名を\指定します。

/RU 実行ユーザー タスクを実行するユーザー アカウントを変更
します。システム アカウントに有効な値は ""、
"NT AUTHORITY\SYSTEM" または "SYSTEM" です。
v2 タスクには、"NT AUTHORITY\LOCALSERVICE" と
"NT AUTHORITY\NETWORKSERVICE" も 3 つすべての
既知の SID と同じく利用できます。
/RP パスワード 既存のユーザー コンテキストまたは新しいユーザー
アカウントのパスワードを新しく指定します。
システム アカウントではこのパスワードは無視されます。

/TR 実行タスク スケジュール タスクにより実行される新しい
プログラムを指定します。

/ST 開始時刻 タスクを実行する開始時刻を指定します。時刻は
HH:mm (24 時間形式) の形式です。たとえば、
午後 2 時 30 分は 14:30 と指定します。

/RI 間隔 繰り返す間隔を分で指定します。
有効範囲: 1 - 599940 (分)

/ET 終了時刻 タスクの実行を終了する時刻を指定します。時刻は
HH:mm (24 時間形式) の形式です。たとえば、
午後 2 時 50 分は 14:50 と指定します。

/DU 継続時間 タスクを実行する継続時間を指定します。時刻は
HH:mm の形式です。これは /ET と同時には指定できません。

/K 終了時刻または継続時間にタスクを終了します。

/SD 開始日 タスクを実行する最初の日を指定してください。
形式は yyyy/mm/dd です。

/ED 終了日 タスクを実行する最後の日を指定してください。
形式は yyyy/mm/dd です。

/IT ジョブの実行時に /RU ユーザーが現在ログオンしている
場合にのみ、タスクが相互に実行するようにします。
このタスクは、ユーザーがログインしている場合にのみ
実行します。

/RL レベル ジョブの実行レベルを設定します。有効な値は LIMITED と
HIGHEST です。既定では変更できません。

/ENABLE スケジュールされたタスクを有効にします。

/DISABLE スケジュールされたタスクを無効にします。

/Z 最後の実行後で削除するタスクをマークします。

/DELAY 遅延時間 トリガーの開始後から、タスクが実行するまでの
待機時間を指定します。時間の形式は
mmmm:ss です。このオプションは ONSTART、ONLOGON、
ONEVENT の種類のスケジュールにのみ有効です。

/HRESULT 診断能力を向上させるために、プロセス終了コードは
HRESULT 形式になります。





-------------------------------------------------------------

状態を確認する


状態を確認するコマンドのサンプルです。


C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA" | findstr "状態:"



前回の実行結果を確認する


前回の実行結果を確認するコマンドのサンプルです。


C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA" | findstr "前回の結果:"



0の場合は成功
その他は失敗
となります。


次回の実行時間を確認する


・次回の実行時刻を確認するコマンドは以下の通りです。


C:\>schtasks /Query /v /FO list /TN "GoogleUpdateTaskMachineUA" | findstr "次回の実行時刻:"







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