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[Windows 10 FAQ 一覧] - [NTFSの USN とは?fsutil で確認する]
【目次】
C:\>cd C:\$Extend\
アクセスが拒否されました。
USNとはUpdate Sequence Number Journalの略称です。
主に以下の目的で使用されます。USNを削除すると以下の影響が発生する可能性があります。
・FRS(File Replication Service)によるファイル複製時の差分洗い出し。
・スナップショットバックアップ時の差分洗い出し。
・ウィルス対策ソフトによるファイル検査。
・インデックスサービス向け。
確認コマンド
CドライブのUSNを確認する。
C:\>fsutil usn queryjournal c:
USN ジャーナル ID : 0x01d333c07740e633
最初の USN : 0x0000000376a90000
次の USN : 0x000000039c065af8
最も下位の有効な USN : 0x00000001d6a90000
最大 USN : 0x7fffffffffff0000
最大サイズ : 0x0000000020000000
割り当て差分 : 0x0000000008000000
サポートされている最小レコード バージョン: 2
サポートされている最大レコード バージョン: 4
書き込み範囲の追跡: 無効
CドライブのUSNを削除する。(実行注意)
削除に成功します。確認すると"ボリューム変更ジャーナルを削除しています。"と表示されます。削除に時間がかかるようです。
数分待つとジャーナルが自動で再生成されていることが分かります。
C:\fsutil usn deletejournal /D c:
C:\>fsutil usn queryjournal c:
エラー: ボリューム変更ジャーナルを削除しています。
C:\>fsutil usn queryjournal c:
エラー: ボリューム変更ジャーナルを削除しています。
C:\>fsutil usn queryjournal c:
USN ジャーナル ID : 0x01d5cd6922eafaf0
最初の USN : 0x0000000000000000
次の USN : 0x0000000000001790
最も下位の有効な USN : 0x0000000000000000
最大 USN : 0x7fffffffffff0000
最大サイズ : 0x0000000002000000
割り当て差分 : 0x0000000000800000
サポートされている最小レコード バージョン: 2
サポートされている最大レコード バージョン: 4
書き込み範囲の追跡: 無効
c:\temp\test.txtの USN を確認します。
C:\>fsutil usn readdata c:\temp\test.txt
メジャー バージョン : 0x3
マイナー バージョン : 0x0
ファイルの参照番号 : 0x00000000000000000019000000039601
親ファイルの参照番号 : 0x0000000000000000001f000000004857
USN : 0x0000000001024630
タイム スタンプ : 0x0000000000000000 0:00:00 1601/01/01
理由 : 0x0
ソース情報 : 0x0
セキュリティ ID : 0x0
ファイル属性 : 0x20
ファイル名の長さ : 0x10
ファイル名オフセット : 0x4c
ファイル名 : test.txt
NTFSのジャーナリングとの違い
NTFSのジャーナリングとは異なります。
NTFSのUSNは差分の取り扱いが目的であり、破損時の戻しとしては使用できません。
一方でNTFSのジャーナリング機能は不整合発生時の戻しとして使用されます。
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