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Microsoft Account Sign-in Assistant サービスの概要・起動の必要性
最終更新日:2020/06/09




サービス名 Microsoft Account Sign-in Assistant
説明 (マイクロソフト情報より引用) ユーザーは Microsoft アカウント ID サービスを使用してサインインできます。このサービスが停止されている場合、ユーザーは、Microsoft アカウントを使用してコンピューターにログオンできなくなります。
OS Windows8
セキュアPC上の起動必要性
備考 Windows 8で新規追加されたサービス。
必要性の説明
この "Microsoft Account Sign-in Assistant" サービスはコンピュータを使用するときに、マイクロソフトアカウントでサインイン (ログオン) するために必須です。ローカルアカウントでログオンする場合は不要です。Microsoft Account Sign-in Assistantを無効化した場合には、マイクロソフトアカウントでサインインできません。ただし必要時に自動的に起動されるため、デフォルトの「手動 (トリガー開始)」の設定で問題ありません。ただしこのサービスは無効化しないでください。無効化すると OS が正常に動作しなくなる可能性があります。
Windows 8ではインターネット上で管理されているマイクロソフトアカウントでログオンできるようになりました。従来のWindows 7や Vistaではローカルのアカウント (あるいはドメインアカウント) でログオンしていました。

参考:マイクロソフトアカウントとローカルアカウントの違い
http://tooljp.com/Windows10/doc/furure/account/Microsoftaccount-localaccount-difference/Microsoftaccount-localaccount-difference.html


このサービスの状態は以下コマンドで確認が可能です。


C:\>sc queryex wlidsvc

SERVICE_NAME: wlidsvc
TYPE : 30 WIN32
STATE : 1 STOPPED
WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0)
SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0)
CHECKPOINT : 0x0
WAIT_HINT : 0x0
PID : 0
FLAGS :

STATE は "STOPPED"になっています。このサービスは停止中ですが必要時に自動的に起動されるためこの設定で問題ありません。

以下のコマンドでスタートタイプを確認することが可能です。START_TYPE が DEMAND_STARTであることから、必要時に起動されるサービスであることが分かります。

C:\>sc qc wlidsvc
[SC] QueryServiceConfig SUCCESS

SERVICE_NAME: wlidsvc
TYPE : 20 WIN32_SHARE_PROCESS
START_TYPE : 3 DEMAND_START
ERROR_CONTROL : 1 NORMAL
BINARY_PATH_NAME : C:\WINDOWS\system32\svchost.exe -k netsvcs -p
LOAD_ORDER_GROUP :
TAG : 0
DISPLAY_NAME : Microsoft Account Sign-in Assistant
DEPENDENCIES : RpcSs
SERVICE_START_NAME : LocalSystem

設定はレジストリ内の以下の場所に保存されています。

HKLM\System\CurrentControlSet\services\wlidsvc


Microsoft のオンラインサービスである Office 365 や OneDrive を使用するためにもマイクロソフトアカウントをデフォルトで使用するとよいと思います。ちなみに昔はマイクロソフトアカウントのことはライブアカウントと呼ばれていました。

◎起動を強く推奨、○起動を推奨、△環境による、×停止を推奨、××停止を強く推奨


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