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Excel の拡張子である xls, xlsx, xlsxm の違い

作成日:2020/01/29

このページでは Microsoft Excel (Officeのファミリーの一つ)である Excel の拡張子に関して説明します。

拡張子の違いで役割が全く違うので、使い方をしっかりと把握しておく必要があります。

Excel 保存時の拡張子

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明xlsxlsxxlsxm
概要Excel 2003までのExcel形式の標準の拡張子。
Excel 2007以後のExcel形式の標準の拡張子。ただしマクロの実行は不可。
Excel 2007以後のExcel形式の標準の拡張子。ただしマクロの実行は不可。
マクロの実行可能(設定による)×可能(設定による)

Excel 2007以後でも今のところは xls 形式のファイルは開くことはできます。(いつまでサポートされるかは不明)

なぜ.xlsx と .xlsm で分かれているかというと、セキュリティ上の理由が大きいと思います。
ExcelなどのOffice文書にはマクロ機能が搭載されています。マウロによりプログラムが実行可能です。
ただし悪意のマクロが含まれている場合など脆弱性を狙い情報を盗まれたりadministartor権限が乗っ取られたりする可能性があります。
よって明確に分離し、 xlsx を開いている間はマクロの実行が禁止されるので安心ということです。(特に他から受け取ったファイル)
逆に xlsmファイルを開く場合は十分に注意が必要です。入手元が十分安全であることを確認しましょう。あなたのPCでマクロが実行される可能性があります。

一方でファイルを作成する場合、マクロの必要性がないファイルなら xlsx として保存するべきです。これなら実行する場合もある程度安心できます。

このような理由でマクロ有り、無しで分かれているものと思われます。

2023/11/14 追記

Excel ファイル が見つからない


Excel ファイル が見つからない現象が発生しました。
Excel でフォルダを指定してファイルを開こうとしたが、保存したはずのファイルが見つかりません。原因は簡単でした。Excelで開く拡張しが xlsx となっていました。(マクロ無し)。開きたいファイルは xlsm (マクロ有り)でした。これにより拡張子違いで開けない状況でした。
拡張子を指定して無事開くことが可能でした。



それ以外の理由


もし見つからない場合はスタートメニューの検索ボックスから検索するとよいでしょう。ファイル名(覚えている場合)または「*.xlsx」あるいは「*.xlsm」(Excelファイルの一般的な拡張子)と入力します。
検索結果を確認して、目的のファイルを探します。

ファイルエクスプローラーを開き、「このPC」や「ドキュメント」など、ファイルが保存されている可能性のある場所を探索します。
上部の検索ボックスにファイル名または「*.xlsx」と入力して検索します。
また「最近使ったファイルの確認:」で直接開いたり場所を開くのもよいでしょう。
Excelが予期せず閉じられた場合、ファイルは一時フォルダに保存されている可能性があります。
ファイルが誤って削除された場合はゴミ箱に残っている可能性があります。もしどうしても必要なファイルならデータ復旧ソフトウェアを使用して復旧を試みることができます。
あるいはシステムの復元機能を使用して、ファイルが失われる前の時点にコンピューターを戻すことも候補の一つです。これはどうしてもファイルを戻した場合に検討してください。他も元に戻ってしまいます。
またGoogleドライブ、OneDriveなどのクラウドストレージサービスに気が付かないうちに自動で保存されている可能性もあります。

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