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NGSI v1 , V2 , LD の違い

作成日:2020/01/29 更新日:2024/04/16

このページでは NGSI のバージョンの違いに関して説明します。
NGSI(Next Generation Service Interfaces)とは、日本発のネットワークAPIの国際標準規格です。

主にスマートシティやIoTプラットフォームで広く使用されるAPIです。バージョンにはNGSI v1, NGSI v2, NGSI-LDがあり、それぞれがデータの構造化や相互運用性の向上に寄与しています。特に現時点で最新のNGSI-LDは、JSON-LDを利用し、より柔軟で拡張性の高いデータモデルを提供し、複雑なデータ関連付けとコンテキスト管理をサポートしています。これにより、異なるデータソース間での情報の統合が容易になります。

ソフトウェアとしてはオープンソースの Orion が有名です。

https://fiware-orion.letsfiware.jp/


このページでは NGSI のバージョンの違いに関して比較表で説明します。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

特徴NGSI v1NGSI v2NGSI-LD
リリース年2012年頃2016年2018年
データモデルエンティティ-属性-値モデルエンティティ-属性-値モデルプロパティグラフモデル
コンテキスト管理XMLベースJSONベースJSON-LDベース
メタデータの取り扱い属性ごとのメタデータ属性ごとのメタデータプロパティのプロパティ(メタデータの階層化)
地理空間データ限定的サポート限定的サポートより高度な地理表現のためのジオプロパティ型
相互運用性と拡張性
通信プロトコルHTTPを使用したXMLベースHTTPを使用したJSONベースHTTPを使用したJSON-LDベース
APIの複雑性
主な使用シナリオ初期のスマートシティアプリケーションスマートシティ、IoTアプリケーションスマートシティ、IoT、デジタルツイン


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