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このページでは NGSI のバージョンの違いに関して説明します。
NGSI(Next Generation Service Interfaces)とは、日本発のネットワークAPIの国際標準規格です。
主にスマートシティやIoTプラットフォームで広く使用されるAPIです。バージョンにはNGSI v1, NGSI v2, NGSI-LDがあり、それぞれがデータの構造化や相互運用性の向上に寄与しています。特に現時点で最新のNGSI-LDは、JSON-LDを利用し、より柔軟で拡張性の高いデータモデルを提供し、複雑なデータ関連付けとコンテキスト管理をサポートしています。これにより、異なるデータソース間での情報の統合が容易になります。
ソフトウェアとしてはオープンソースの Orion が有名です。
https://fiware-orion.letsfiware.jp/
このページでは NGSI のバージョンの違いに関して比較表で説明します。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
特徴 | NGSI v1 | NGSI v2 | NGSI-LD |
リリース年 | 2012年頃 | 2016年 | 2018年 |
データモデル | エンティティ-属性-値モデル | エンティティ-属性-値モデル | プロパティグラフモデル |
コンテキスト管理 | XMLベース | JSONベース | JSON-LDベース |
メタデータの取り扱い | 属性ごとのメタデータ | 属性ごとのメタデータ | プロパティのプロパティ(メタデータの階層化) |
地理空間データ | 限定的サポート | 限定的サポート | より高度な地理表現のためのジオプロパティ型 |
相互運用性と拡張性 | 低 | 中 | 高 |
通信プロトコル | HTTPを使用したXMLベース | HTTPを使用したJSONベース | HTTPを使用したJSON-LDベース |
APIの複雑性 | 高 | 中 | 中 |
主な使用シナリオ | 初期のスマートシティアプリケーション | スマートシティ、IoTアプリケーション | スマートシティ、IoT、デジタルツイン |
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