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このページではインターネットにおけるMACアドレス(物理アドレス)、プライベートアドレス、パブリックアドレス(グローバルアドレス)の違いに関して説明します。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | MACアドレス | プライベートアドレス(IPアドレス) | パブリックアドレス(IPアドレス) |
概要 | MACアドレスとはネットワーク通信を行う装置に事前に設定されている世界でユニークなアドレス。ハードウェアアドレス、物理アドレスとも呼ぶ。 | TCP/IP通信を行う機器に設定するアドレス。 プライベートアドレスとは主に自組織内で使用する。組織で管理する。 | TCP/IP通信を行う機器に設定するアドレス。 パブリックアドレスとは主にインターネット間で通信で使用するアドレス。 組織にユニークで割り当てられたアドレスを使用する必要があり、勝手に使用できない。 |
長さ | 6bytes(48bits) | IP v4の場合は 4bytes(32bits) | IP v4の場合は 4bytes(32bits) |
書式 | xx:xx:xx:xx:xx:xx xは0〜9とA〜F | x.x.x.x.x xは0〜254 (IPv4の場合) | x.x.x.x.x xは0〜254 (IPv4の場合) |
割り当て方 | メーカーが出荷時に割り振る。ネットワーク機器ごとにユニークなMACアドレスを割り当てる必要がある。 | 管理者が各機器に設定する。自組織内ならプライベートアドレスを自由に使用できる。 | 管理者が各機器に設定する。 管理団体に申請して、自組織独自に割り当てられたパブリックアドレスを使用する。 |
重複 | しない。 | 可能。ただし一定範囲内では重複してはいけない(自組織や拠点ごとなど) | しない。 |
必要性 | ネットワーク通信する機器には必ず必要。 | 必ずしも必要ではないが、グローバルアドレスは枯渇しているため、インターネットに出ない機器ではプライベートアドレスを割り当てて通信するのが一般的。 | インターネット経由で他と通信する場合は必要。 |
テーブル | なし (*)"MACアドレステーブル"はポートとそのポートに接続されているMACアドレスの対応表。L2スイッチなどで使用。 | ARPテーブル: "IPアドレスとMACアドレスの対応表" | 左同 |
ルーティング | スイッチ(L2スイッチ)によるポート単位のスイッチング | ルータ(L3スイッチ)によるルーティング | 左同 |
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