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このページでは Web サーバ環境におけるロードバランサー(Load Balancer)とDNSラウンドロビン(DNS Round Robin)の違いに関してまとめています。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | Web ロードバランサー(負荷分散装置) | DNSラウンドロビン |
Webサーバが対象の場合 | 例えばクライアント上のブラウザからWebサーバ(複数)へのアクセスをロードバランサ経由で分散させることにより、各Webサーバの負荷を均等にする。 | DNSサーバによりWebサーバの負荷を均等にする。1つのWebサーバのホスト名に複数のIPアドレスを割り当てる。クライアント上のブラウザからのDNSサーバへの問い合わせに関して、順番にIPアドレスを割り当てる。 |
目的 | 機器に対する負荷を分散する。 | 機器に対する負荷を分散する。 |
追加の機器 | ロードバランサ本体の追加が必要。 | 原則なし。DNSの追加機能で実現が可能。 |
メリット | ・機器の一台が故障した場合、ロードバランサが検知してその機器を対象から除外する。 ・振り分けに様々なオプションがあり。 ・クライアントのセッション管理が可能。 ・各機器の負荷を確認して分散することも可能。 | DNSの機能で実現可能なため低コスト。 |
デメリット | 高コスト | ・機器の一台が故障してもDNSは検知できず、故障した機器のIPをクライアントに渡してしまう。 ・負荷を確認しないで分散するため、負荷が偏る可能性あり。 ・クライアントのセッション管理が不可。 |
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