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Linux環境における パッケージ管理コマンドである rpm と yum の違いに関して違いを説明します。特徴が大きく異なるので、自分のやりたいことがどっちにマッチするか確認して使い分けてください。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | rpm | yum |
特徴 | パッケージ単体を扱う。必要なパッケージをチェックして同時にインストールすることはできない。依存関係が大量に発生すると、手作業が困難になる。 | リポジトリから依存関係を含めて管理する。必要なパッケージを同時にインストールする便利機能あり。 |
環境 | 特になし | インターネットに接続していないと魅力は大幅減。ただしレポジトリをDVDに設定することなどもできる。 |
依存関係の考慮 | なし | 有り |
自動更新機能 | なし | 有り |
リポジトリベース管理 | なし | 有り |
update | △個々のRPMのアップデートは可能だが、依存関係で不整合が発生する可能性があるため アップデートは yum に任せるべき。また個々のアップデート用のrpmを入手する必要あり。 | 〇依存関係を考慮しながらのアップデートが可能。個々のアップデートrpmを入手する必要なし。 |
検索 | △ローカルにインストールされたrpmのみ検索が可能。 | 〇ローカルだけではなくネット経由でレポジトリが検索できるのでとても便利。 |
パッケージの入手 | △個別のrpmを入手する必要がある。 | 〇yumがrpmを入手してくれるので便利。 |
エンタープライズユーズ | ここのrpmを細かく制御できるため、絶対に不具合が許されない基幹システムなどではrpmで対応することも多い。 | yum update で簡単にアップデートできるが、基幹システムのように細部の安全性の確認が必要なシステムでは向いていない場合もあり。 |
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