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このページではWindowsのカーネルとLinux のカーネルの違いに関して説明します。
Windowsは「マイクロカーネル」を採用しています。カーネルには必要最低限の機能を持たせており、多数の機能は別途ロードします。機能の追加が簡単ですが、機能間の通信が発生しており動作が遅くなります。よって現在のWindowsではグラフィックドライバなどはカーネルに組み込む構成となっています。(以前はグラフィック機能もサブシステムとして実装されていたため、低速でした。)
昔はカーネルのサイズはとても小さかったのですが、今ではある程度の大きさとなっています。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | Windows カーネル | Linux カーネル |
カーネルの種類 | マイクロカーネル(micro kernel) | モノリシックカーネル(monolithic kernel) |
特徴 | カーネルには必要最低限の機能のみ持たせる。その他はモジュールとして読み込む(ドライバやサブシステムなど) | カーネルに多くの機能を持たせる。 |
メリット | ・機能の追加が簡単。 ・モジュールがクラッシュしてもカーネルに影響を与えない。 | ・高速(プロセス間通信がないため) |
デメリット | ・カーネル、モジュール間の通信が多数あるため、低速。 | ・原則として、機能を変更するたびにカーネルの構成が必要。 ・モジュールがクラッシュすると、カーネル全体が停止する。 |
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