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このページでは、Windows環境における管理情報取得コマンドレットであるGet-WmiObject と Get-CimClass の違いに関して説明します。
以下の比較表にまとめています。取り出される管理情報は原則同じようですが、通信方法が異なるようです。
2019年12月に確認。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | Get-WmiObject | Get-CimClass |
概要 | WmiとはCIM(管理標準)にDCOM(ネットワーク経由のアクセス)とMicrosoft独自のクラスと追加したもの。 Get-WmiObjectはこのWmiをPowershell経由で取得するコマンドレット。 | Wmiは独自プロトコル(DCOM)だがFirewallで多くのポートを開ける必要がある欠点があった。通信をWinRM(PSRemoting)に変更してセキュリティを強化したコマンドレットがGet-CimClass。http,httpsなどでの通信が可能。 |
概要 | CIM + DCOM | CIM + PSRemoting |
クラスの一覧を出力 (結果を比較したところ同じ) | Get-WmiObject -list| select-object Name | Format-Table -AutoSize -Wrap | Get-CimClass -Namespace root\CIMv2 |select-object CimClassName | Format-Table -AutoSize -Wrap |
戻り値のタイプ (二つの関数で戻り値のタイプが異なる) | ((Get-WmiObject -Class Win32_SystemBIOS).GroupComponent).GetType() IsPublic IsSerial Name BaseType -------- -------- ---- -------- True True String System.Object | ((Get-CimInstance -className Win32_SystemBIOS).GroupComponent).GetType() IsPublic IsSerial Name BaseType -------- -------- ---- -------- True True CimInstance System.Object |
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