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Python における list(リスト、配列) とarray(アレイ) の違い

作成日:2020/01/29 更新日:2024/04/16

Python における list と array の違い



このページでは Python 言語における list と 配列の違いに関して説明します。
簡単に言うと list はリストや配列と呼ばれ様々なタイプの値を導入することが可能な配列です。二次元配列も格納が可能です。Pythonで一般的に"リスト","配列"と言われたら、このlist と考えてよいと思います。
一方でPythonではarray という型もあります。紛らわしいのは array を訳すと「配列」なので、listと混同してしまう点です。
Pythonでの array は list と非常に似ています。違いはarray は「同じ型しか代入できない(よく言うと、型を指定できる)、2次元は格納できないという点です。デメリットばかりのような気がしますがメリットもあります。当然 この仕様から分かる限り、array の方が消費メモリが小さくなります。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明list(リスト、配列)array(アレイ)
特徴・様々な型の代入が可能。
・二次元格納が可能。
・柔軟性があり、使いやすい。

(*)Python でリスト、配列をいうと一般的にこの list 型。
・同一の型しか格納できない。array 初期化時に型を指定する。
必要なモジュールモジュールのインポート不要import array
メリット柔軟性がある。使いやすい消費メモリがすくない
型を指定できる。(誤って異なる型を設定できない)
サンプルコード(1〜5まで表示)lst = [1, 2, 3 , 4 ,5]
for i in lst:
print(i)
import array
array01 = array.array('i',[1, 2, 3 , 4, 5])
for n in array01:
print(n)


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