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このページではウィルス対策ソフトで可能なスキャン方法の違いに関して説明します。アンチウィルスは非常に重要な機能であるため違いを理解し、必要に応じてスキャンを実行してください。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | リアルタイムスキャン | スケジュールスキャン(定時スキャン) | マニュアルスキャン |
スキャン対象 (*)メーカにより多少異なります | ・ネットワーク経由でPCに入る、あるいは出るファイル。 ・圧縮したファイルを解凍して出てきたファイル。 ・インターネットからダウンロードしたファイル。 ・メールに添付されていたファイル。 ・プログラムを実行する場合、そのプログラム。 | ・C、D、Eドライブなどすべてのドライブが一般的。UNIX系なら/(ルート)以下。ただしフォルダを指定する場合もあり。 ・スキャン前にメモリ上もスキャン。 スケジュールスキャンは一般的にすべてのドライブ、すべてのディレクトリをスキャンするため「フルスキャン」とも呼ばれる。 | ・ユーザが手動、あるいはユーザがコマンド実行でスキャンを実行。 ・フォルダ、ファイル、ドライブなどユーザが検査対象を指定することが可能。 |
スキャンのタイミング | ・PCにファイルが出たり入ったりするとき ・ファイルを使う直前 | 事前に設定したスケジュール 例:毎週金曜日の22:00など。 | ユーザが手動で実行。管理ツールやコマンド実行など。 |
必要性 | 重要 | 重要 | ・CD、DVDなどメディアを使う場合 ・インターネットからファイルをダウンロードした場合(もちろん信頼できるページのみダウンロード可能) (*)ただしメールに添付されていたファイルを開くのは確実に安全な場合以外は厳禁です。 |
その他 | 必ずリアルタイムスキャンは有効にすること。特に外から入るファイルの検査は必須。リアルタイムスキャンによりPCの動作が遅くなる場合があるが、やむ負えない。 | ・何らかの理由でリアルタイムスキャンを逃れて入り込んだマルウェアの検査のため必須。 ・あるいは ZeroDayなどパタンファイル作成が間に合わずに入り込んだマルウェアの検査に必須。 | ・DVDやUSBなど外部媒体を接続する場合に、PCに接続前にマルウェアが潜んでいないかチェックするために検査が必須。 ・マルウェアが検出され駆除した後、念のため再度検査を実行する場合など。 ・ネットワーク共有を使用した場合など。 |
関連リンク:
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