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このページはテスト計画に関する正常系テスト、準正常系テスト、異常系テストの違いに関して説明します。テストを計画する場合、これら3種類のテストケースが網羅的に計画されているかを確認する必要があります。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | 正常系テスト | 準正常系テスト | 異常系テスト |
使用するテストケース | 正常、定常 | 異常発生(想定内の異常) | 異常発生(想定外、仕様外の異常) (*)例えばアプリ開発では「ユーザが故意に想定外の操作を行った場合」を意味する場合が多い。 |
確認すること | 仕様通りに正常に動作すること | 異常処理が正常に動作して不具合が発生しないこと。(正常に異常処理が行われること) | ・システムの動作を確認する。暴走の有無、被害の範囲。 ・必要ならこれらの異常系の処理を追加する。 「異常系テスト」は重要。最悪なのは、「エラーが通知されず一見正常に処理が完了したが、内部的に不整合が発生している」「データベース破損など深刻なダメージを与える」などが発生すること。これらが発生する場合は新規に異常処理を追加すべき。 |
ネットワークファイル転送システムでの例 | 機器Aと機器Bの間で正常にファイルが転送されること。 | ファイル転送中に(ネットワーク障害を想定し)ネットワークを切断。転送がリトライされること。ネットワークを復旧したら転送が継続すること。タイムアウトが経過した場合はエラー処理されること。 | 転送中に相手側の機器をすり替える、パケットを途中で書き換えるなど本来は発生しない。 |
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