[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [【Windowsコマンド紹介】シャットダウン、再起動、休止状態、スリープ(スンタンバイ)、ログオフ、ロック]
このページでは Windows 環境においてOSやユーザの操作でよく使われるシャットダウン、再起動、休止状態、スリープ(スンタンバイ)、ログオフ、ロックのコマンドの違いに関して説明します。
操作は管理者権限でコマンドプロンプトを開いてから実行してください。
参考
コマンドプロンプトを管理者権限で開く
これらは基本的に Windows の GUI で操作可能ですが、バッチ処理する場合やコマンド入力が好みのかたはこちらで実行してください。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | シャットダウン | 再起動 | 休止状態 | スリープ(スンタンバイ) | ログオフ | ロック |
実行コマンド | Windows 11をシャットダウンするには次のコマンドを実行します。 c:\shutdown.exe -s -t (秒数) 60秒後にシャットダウンするコマンドは次のとおり c:\shutdown.exe -s -t 60 パラメータ -s: シャットダウン (再起動するには -r) -f: 起動中のアプリケーションを強制終了。Excel など「ファイルを保存しますか?」で止まっている場合も強制終了されます。保存されていないファイルは失うのでお勧めできません。 -t:(秒数) 秒数後にシャットダウンを開始します。サーバなどサービス終了やユーザ通知が必要な場合に秒数を指定してシャットダウン猶予を与えます。ポップアップが表示されます。 | Windows 11を再起動(リブート)するには次のコマンドを実行します。 c:\shutdown.exe -r -t (秒数) 60秒後に再起動するコマンドは次のとおり c:\shutdown.exe -r -t 60 パラメータ -r: 再起動 (シャットダウンするには -s) -f: 起動中のアプリケーションを強制終了。Excel など「ファイルを保存しますか?」で止まっている場合も強制終了されます。保存されていないファイルは失うのでお勧めできません。 -t:(秒数) 秒数後に再起動を開始します。サーバなどサービス終了やユーザ通知が必要な場合に秒数を指定して再起動猶予を与えます。ポップアップが表示されます。 再起動ですがポップアップでは"シャットダウン"と表示されます。 | Windows を休止状態にするには以下のコマンドを実行します。 c:\powercfg -h on c:\rundll32.exe PowrProf.dll,SetSuspendState "powercfg -h on" は休止状態モードを有効化するコマンドです。すでに有効化されている場合は不要です。 管理者権限のコマンドプロンプトでの実行が必須です。そうでない場合次のエラーが発生します。 C:\>powercfg -h on このコマンドには、管理者権限が必要です。管理者特権でのコマンド プロンプトで実行する必要があります。 休止状態をサポートしていないPCや仮想マシンなどでは次のエラーが発生して失敗します。一般的にVMware などの仮想マシンはスリープはサポートされていても休止状態はサポートされないのが一般的です。ただしバージョンや環境にも依存します。 C:\>powercfg -h on 次のエラーにより休止状態に失敗しました: この要求はサポートされていません。 以下の項目が原因で、休止状態に入ることができません。 システム ファームウェアは休止状態をサポートしていません。 | Windows をスリープ(スタンバイ)状態にするには以下のコマンドを実行します。 c:\powercfg -h off c:\rundll32.exe PowrProf.dll,SetSuspendState "powercfg -h on" は休止状態モードを無効化するコマンドです。すでに無効化されている場合は不要です。 管理者権限のコマンドプロンプトでの実行が必須です。そうでない場合次のエラーが発生します。 C:\>powercfg -h off このコマンドには、管理者権限が必要です。管理者特権でのコマンド プロンプトで実行する必要があります。 VMware 上の仮想マシンなどは休止状態はサポートされていませんが、スリープはサポートされているのが一般的です。(バージョンや環境にも依存します。) | ログオフするには次のコマンドを実行します。 c:\logoff | 画面をロックするには次のコマンドを実行します。 c:\rundll32.exe user32.dll,LockWorkStation コマンドにより即次のように画面がロックされます。 |
関連リンク:
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