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taskkill と tasilist の違い

作成日:2020/01/29

このページでは共に Windows で有益なコマンドであるtaskkill と tasilist の違い関して説明します。

例えばプログラムのバグなどで暴走して制御が利かず、強制終了させたい場合もあるでしょう。通常はタスクマネージャー(taskmanager)より強制終了しますが、なぜか終了できない場合があります。
そんな時は強力なプロセス終了ツールである taskkill.exe を使用するとよいでしょう。UNIX系 OS の kill -9 コマンドと同じ役割の管理プログラムとなります。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明taskkilltasklist
概要taskkillとは実行中のタスク(プロセス)を終了させるコマンド。
tasklistとは実行中のタスク(プロセス)の一覧を表示するコマンド。

どのようなときに使う?バグ、不具合などで停止できなくなったプロセスを強制的に終了する場合など。
プロセスの一覧を調べる場合。プロセスのIDを調べる場合など。
リモートサーバへの実行可能可能
ヘルプ実行結果C:\>taskkill /?

TASKKILL [/S システム [/U ユーザー名 [/P [パスワード]]]]
{ [/FI フィルター] [/PID プロセスID | /IM イメージ名] } [/T] [/F]

説明:
このツールは、プロセス ID (PID) またはイメージ名を指定して、タスクを終了するために使われます。

パラメーター一覧:
/S システム 接続するリモート システムを指定します。

/U [ドメイン\]ユーザー コマンドが実行されるユーザー コンテキストを
指定します。

/P [パスワード] 提供されるユーザー コンテキストのパスワードを
指定します。省略された場合は、入力を要求します。

/FI フィルター タスクを選択するために、フィルターを適用します。
"*" を使用できます。例: imagename eq acme*

/PID プロセスID 終了させるプロセスの PID を指定します。
PID を取得するには、TaskList を使用してください。

/IM イメージ名 終了させるプロセスのイメージ名を指定します。
すべてのタスクやイメージ名を指定するには、
ワイルドカード '*' を使います。

/T 指定したプロセスとそのプロセスが開始
したすべての子プロセスを削除します。

/F プロセスの強制終了を指定します。

/? このヘルプ メッセージを表示します。

フィルター:
フィルター名 有効な演算子 有効な値
----------- --------------- -------------------------
STATUS eq, ne RUNNING |
NOT RESPONDING | UNKNOWN
IMAGENAME eq, ne イメージ名
PID eq, ne, gt, lt, ge, le PID 値
SESSION eq, ne, gt, lt, ge, le セッション番号です。
CPUTIME eq, ne, gt, lt, ge, le 次の形式の CPU 時間
hh:mm:ss
hh - 時間
mm - 分、ss - 秒
MEMUSAGE eq, ne, gt, lt, ge, le メモリ使用量 (KB)
USERNAME eq, ne [ドメイン\]ユーザーの形式の
ユーザー名です
MODULES eq, ne DLL 名
SERVICES eq, ne サービス名
WINDOWTITLE eq, ne ウィンドウのタイトル

注意
----
1) /IM スイッチのワイルドカード '*' は、フィルターを適用したときのみ許可
されます。
2) リモート プロセスの終了は、必ず強制的に行われます。(/F)
3) リモート コンピューターが指定されているときは、"WINDOWTITLE"フィルターと
"STATUS" フィルターは考慮されません。
例:
TASKKILL /IM notepad.exe
TASKKILL /PID 1230 /PID 1241 /PID 1253 /T
TASKKILL /F /IM cmd.exe /T
TASKKILL /F /FI "PID ge 1000" /FI "WINDOWTITLE ne untitle*"
TASKKILL /F /FI "USERNAME eq NT AUTHORITY\SYSTEM" /IM notepad.exe
TASKKILL /S system /U domain\username /FI "USERNAME ne NT*" /IM *
TASKKILL /S system /U username /P password /FI "IMAGENAME eq note*"
C:\>tasklist /?

TASKLIST [/S システム [/U ユーザー名 [/P [パスワード]]]]
[/M [モジュール] | /SVC | /V] [/FI フィルター] [/FO 形式] [/NH]

説明:
ローカルまたはリモートのシステムで実行されている
プロセスの一覧を表示します。

パラメーター一覧:
/S システム 接続するリモート システムを指定します。

/U [ドメイン\]ユーザー コマンドを実行するユーザー コンテキストを
指定します。

/P [パスワード] 提供されたユーザー コンテキストのパスワードを
指定します。省略された場合は、入力を要求します。

/M [モジュール] 指定された EXE/DLL 名を使用しているタスクを
すべて表示します。モジュール名が指定されない場合
は、読み込まれているモジュールすべてを表示します。

/SVC 各プロセスをホストしているサービスを表示します。

/APPS ストア アプリと関連するプロセスを表示します。

/V 詳細なタスク情報を表示します。

/FI フィルター フィルターによって指定された、与えられた条件に一致
するタスクを表示します。

/FO 形式 出力の形式を指定します。
有効な値: "TABLE", "LIST", "CSV"。

/NH 出力するときに、"カラム ヘッダー"を
表示しないように指定します。
"TABLE" と "CSV" 形式でのみ有効です。

/? このヘルプ メッセージを表示します。

フィルター:
フィルター名 有効な演算子 有効な値
----------- --------------- --------------------------
STATUS eq, ne RUNNING | SUSPENDED
NOT RESPONDING | UNKNOWN
IMAGENAM eq, ne イメージ名
PID eq, ne, gt, lt, ge, le PID 値
SESSION eq, ne, gt, lt, ge, le セッション番号
SESSIONNAME eq, ne セッション名
CPUTIME eq, ne, gt, lt, ge, le 次の形式の CPU 時間
hh:mm:ss
hh - 時間、
mm - 分、ss - 秒
MEMUSAGE eq, ne, gt, lt, ge, le メモリ使用 (KB)
USERNAME eq, ne [ドメイン\]ユーザーの形式の
ユーザー名
SERVICES eq, ne サービス名
WINDOWTITLE eq, ne ウィンドウ タイトル
MODULES eq, ne DLL 名

注意: リモート コンピューターを照会するときは、"WINDOWTITLE" フィルターと
"STATUS" フィルターはサポートされません。

Examples:
TASKLIST
TASKLIST /M
TASKLIST /V /FO CSV
TASKLIST /SVC /FO LIST
TASKLIST /APPS /FI "STATUS eq RUNNING"
TASKLIST /M wbem*
TASKLIST /S システム /FO LIST
TASKLIST /S システム /U ドメイン\ユーザー名 /FO CSV /NH
TASKLIST /S システム /U ユーザー名 /P パスワード /FO TABLE /NH
TASKLIST /FI "USERNAME ne NT AUTHORITY\SYSTEM" /FI "STATUS eq running"


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