マルチパスドライバとは?
コンピュータとハードディスクの接続に関して複数のパス(ファイバチャネルなど)を準備する場合があります。この場合、いずれかのパスで障害が発生しても他のパスで通信が可能なため、コンピュータの動作に影響を与えません。このような環境で、複数のパスを制御するドライバソフトウェアをマルチパスドライバと呼びます。
マルチパスドライバを導入していない状況では、以下のように同じサイズのディスクが2つ有るように見えます。(実際には1つのディスクしか有りませんが、パスが2通りあるため二つのディスクに見ます)
実際には557のディスク(LUN)が一つありますが、コンピュータからファイバチャネルのパスが2本接続されています。この場合、ファイバチャネルの配線が切断したり、ファイバチャネルカードが破損した場合でも1本の線だけ生きていれば継続して通信が可能となります。
【実際には一つのディスクが2つに見えています。これをマルチパスドライバで制御します】
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1.マルチパスドライバ for Windows Server 2008 R2 導入方法
マルチパスドライバはデフォルトでは導入されていません。「機能の選択」より追加します。
iインストールが完了すると「コントロールパネル」に「MIOP」が表示されます。
MPIO:Multipath I/O
MPIOをクリックし「マルチパス」の検出をクリックします。「IBM 1814 FAsT」ストレージが検出されました。
[追加]をクリックします。以下のとおりマルチパスドライバが追加されます。
マルチパスドライバをインストール、ストレージを追加した結果、以下のとおりディスクは1個に見えるようになりました。マルチパスドライバにより2本のパスが制御され1本に見えるためです。どちらかのパスに障害が発生した場合は自動的に片方のパスが使用されディスク通信障害は発生しません。
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