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クォータの管理 (Windows Server 2008 R2のディスク使用容量制限)

1.クォータの設定方法

クォータの設定(ディスク使用容量制限。ユーザごとの制限など)を管理する場合、デフォルトでは機能が導入されていない。まずは「役割」として追加する作業が必要。「サーバマネージャ」の「ファイルサービス」で「役割サービスの追加」をクリック。


「役割サービスの選択」で「ファイルサーバーリソースマネージャー」をチェックする。



2.クォータの管理

メニューの「管理ツール」から「ファイルサーバリソースマネージャ」を選択する。

左フレームで「クォータ」を選択する。右フレームを右クリックし「クォータの作成」を選択する。
以下の例では c:\temp に 3MBのハードクォータを設定している。


3,クォータ動作の確認

以下のテストプログラムを作成。クォータに足した共有フォルダへアクセスした場合の動作を確認した。

Dim WshShell
Dim Fso
Dim OTf

on error resume next
Set WshShell = CreateObject("Wscript.Shell")
Set Fso=CreateObject("Scripting.FilesystemObject")

Set OTf=Fso.OpenTextFile("\\10.0.0.1\temp\test.txt",2,True)

rem 1 =ファイルを読み取り専用として開きます。このファイルには書き込むことができません。
rem 2 =ファイルを書き込み専用として開きます。
rem 8 =ファイルを開き、ファイルの最後に追加して書き込みます。

OTf.WriteLine "this is a test."
If Err.Number <> 0 Then
Msgbox "Error=" & Err.Number
End If


クォータを設定したサーバ自身から実行した場合(Windows Server 2008 R2)

C:\>cscript test.vbs
Microsoft (R) Windows Script Host Version 5.8
Copyright (C) Microsoft Corporation 1996-2001. All rights reserved.

C:\test.vbs(9, 1) Microsoft VBScript 実行時エラー: パスが見つかりません。


クライアント側から実行した場合(Windows 7)

C:\>cscript test.vbs
Microsoft (R) Windows Script Host Version 5.8
Copyright (C) Microsoft Corporation 1996-2001. All rights reserved.

C:\test.vbs(9, 1) Microsoft VBScript 実行時エラー: 書き込みできません。


クライアント側からメモ帳でファイルを作成した場合

サイズがリミットに達していてファイルが保存できない場合でも、0バイトのファイルを作成る事は可能。ただしファイルに書き込もうとすると以下のエラーダイアログ(ディスクに十分な空き領域がありません)が表示される。


クライアント側からネットワーク経由でファイルをコピーした場合

C:\>copy test.txt \\10.0.0.1\temp
ディスクに十分な空き領域がありません。
0 個のファイルをコピーしました。

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