リフレッシュを実行した結果は以下のとおりです。
設定項目 | リフレッシュ後 |
アプリ(Metroインターフェース用) | 追加インストールしたアプリは残っていた。 |
アプリケーション(デスクトップ用) | デスクトップ用に追加したアプリケーションはすべて削除されていた。 |
ユーザを追加 | 追加したユーザは残っていた。 |
メディア | デスクトップ上に保存していた写真と動画は残っていた。 |
SNS設定 | SNS (Facebook)連携の設定は削除されていました。ただしこれはやり方が悪かったのかもしれません。 |
Windows Update |
インストールした更新プログラムはすべて削除されていました。 |
デバイスを追加 | 追加したデバイス「Intel PRO/1000 MT」及びドライバは残っていた。 |
TCP/IP設定 | 設定したTCP/IPのIPアドレス、サブネットマスクはクリアされていた。 |
レジストリ | 削除されていた。(HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanManServer\Parameters\AutoShareServer) |
グループポリシー | 元に戻っていた。(対話型ログオン:Ctrl + Alt + Del を必要としないの設定は未定義に戻っていた。) |
Windows 8 のリフレッシュ機能ではコンピュータを新規にインストールし、その後設定を戻す仕組みと思われます。(アプリを再インストールする点からも)
以下のように削除されたデスクトップ用アプリケーションの一覧が保存されていました。
「削除されたアプリケーション」ファイル内は以下のとおりです。
PC のリフレッシュ中にアプリケーションが削除されました アプリケーション名 発行元 バージョン Lhaplus TeraPad Update for Japanese Microsoft IME Standard Dictionary Microsoft Corporation 15.0.503 Update for Japanese Microsoft IME Standard Extended Dictionary |
フォルダを見ると以下のとおり "Windows.old"というフォルダが作成されています。ただし旧Windows が丸ごと残っているのではありません。主にC:\users以下の各ユーザのプロファイルがバックアップされています。
結論:
・レジストリ、ポリシー、更新プログラムなどは削除された。→そもそもリフレッシュはOSの動作がおかしくなった場合に実行し修復するもの。レジストリやポリシーの変更、あるいは更新プログラムの適用が原因の可能性もあるので、当然これらは削除されるものと思われる。
・Metroアプリは自動的に再インストールされたが、デスクトップ用のアプリケーションは再インストールされなかった。→デスクトップ用のアプリケーションはインストール方式やパラメータが標準化されていない、またインストールモジュールの保存などの問題があり自動的にインストールされないと思われる。ただしリフレッシュにより削除されたデスクトップ用のアプリケーション一覧はデスクトップ上の「削除されたアプリケーション.html」に保管される。
・画像や動画は残っていた。→リフレッシュ(リカバリ)時にWindows 8リフレッシュ機能の最大の目的・特徴。Windows 7まではすべて削除されていた。
以上よりリフレッシュ機能はとても便利のようです。(特にWindowsがおかしくなったときに、再インストールしつつデータを残す。ただしセキュリティパッチやポリシーなどは削除されるようなので再設定が必要です。