OSI基本参照モデルの階層とその階層に対応するネットワーク機器に関して説明します。
以下のとおり、7階層に対応したネットワーク機器が開発されています。セッション層以上はネットワーク機器に依存しません。
OSI基本参照モデル | 対応するネットワーク機器 | HTMLの場合 |
アプリケーション層 | ゲートウェイ(マルチレイヤスイッチ) | HTTP/URL |
プレゼンテーション層 | HTML | |
セッション層 | SSL | |
トランスポート層 | TCP/UDP | |
ネットワーク層 | ルータ、L3スイッチ | IPアドレス (ルーティング機能) |
データリンク層 | ブリッジ、L2スイッチ(リピータハブ) | MACアドレス |
物理層 | リピータ | 電気信号 |
リピータは電気信号を再現、中継するだけの機能です。
企業などのTCP/IPネットワークではL2スイッチ、L3スイッチが使用されます。
L3スイッチの役割は以下のとおりです。
ルータとL3スイッチ(Level3 スイッチ)の違い・・・スイッチはTCP/IPに特化しています。ルータはマルチプロトコルです。またスイッチはLANに特化しており、大規模向けです。一般的にはTCP/IPの大規模ネットワークではL3スイッチが使用されているようです。
ルータ | L3スイッチ | |
構成 | ソフトウェア or ハードウェア | ハードウェア |
速度 | 機種により色々 | 高速処理 |
インターフェース | LAN や WANなど | LAN |
利用規模 | 機種により色々 | 大規模可能 |
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