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作成日:2018/09/04
更新日:2022/12/27
対象:Windows 10

Cドライブの不要ファイルを削除して空き容量を空ける 20 通りの方法




【目次】


このページでは不要なファイルなどを削除して C ドライブの空き容量を増やす方法を紹介します。Windows 10を例として説明しています。

ディスククリーンアップを使用する


Windows 10 の機能の「ディスククリーンアップ」あるいは「今すぐ空き容量を増やす」を使用します。


ディスククリーンアップの使い方

ディスクのクリーンアップはコマンドプロンプトからも可能です。ただし注意事項があります。Windows 10にアップグレードした場合は古いWindows 7や Windows 8.x が元に戻ることを想定してディスクに残っています。この古いWindowsも削除されてしまうため元に戻せなくなってしまいます。ただし通常でも10日後には削除されてしまうため、古いWindowsに戻す必要がないなら気にする必要はないと思われます。


C:\>cleanmgr /VERYLOWDISK




参考:
"ディスクのクリーンアップ"と"今すぐ空き容量を増やす"の削除項目の違いに関して

テンポラリ用のフォルダ内を削除する


c:\temp あるいは c:\tmp を一時フォルダとして使用している場合はその中に不要なファイルが残存していないか確認します。

Software Distribution folder


"Software Distribution folder"とはWindows Updateのキャッシュフォルダです。何らかの理由でWindows Updateに失敗し同じダウンロードを繰り返した場合、このフォルダが巨大になる場合があります。

Software Distribution folderを削除する方法

ゴミ箱内を削除する


ゴミ箱を右クリックして「ゴミ箱を空にする」を選択します。

ゴミ箱を空にする



(*)複数ユーザで使用している場合は、他のユーザのゴミ箱に多くのファイルが残っている可能性あります。他のユーザでログオンして確認します。

C:\$Recycle.Bin


ゴミ箱を空にできない場合は以下の方法でC:\$Recycle.Bin(ゴミ箱の実態フォルダ)をクリアしてみます。

ごみ箱が空にならない


システムのtempフォルダ内を削除する


システムが使用する一時フォルダ内を削除してみます。

起動しているアプリケーションなどをすべて終了してから試してみてください。一部のアプリケーションでこのフォルダに一時ファイルを生成している可能性があるためです。更新してから一か月程度のファイルのみ削除するのが確実です。(最近のファイルは使用中の可能性もあるため)

C:\Windows\Temp

C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp

(*)環境変数の TEMP あるいは TMP で確認が可能です。


C:\>set | findstr TEMP
TEMP=C:\Users\username\AppData\Local\Temp

C:\>set | findstr TMP
TMP=C:\Users\username\AppData\Local\Temp




ユーザプロファイル


「コントロールパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」→「詳細設定」→「ユーザプロファイル」でプロファイルの確認が可能です。
不要なプロファイルがあれば削除します。

ユーザプロファイルの削除



Cドライブ上の不要フォルダ


いつの間にか Cドライブに作成されているフォルダがあります。

C:\$WINDOWS.~BT
C:\$WINDOWS.~WS
C:\Windows.old
C:\Windows10Upgrade
C:\ESD
C:\MSOCache
C:\EFSTMPWP
C:\Config.Msi
C:\swsetup
C:\TMRescueDisk
C:\$Recycle.Bin

これらの削除方法は以下を参照してください。
いつの間にかCドライブに出来ているフォルダの対処


ページファイルを小さくするか他のドライブに


仮想メモリシステムのスワップ用ファイルである pagefile.sys は Cドライブに存在します。Dなど他のドライブがあるなら移動してみます。
あるいはサイズを小さくします。

Windows の圧縮機能を使用する


NTFSの圧縮機能を使用してサイズを小さくします。性能が悪化する可能性があるので、C:\Windows や C:\Program Files は圧縮しない方がよいです。またディスクを他のPCに接続すると見えなくなる可能性があります。

hiberfil.sys


休止モード用のファイルであるhiberfil.sysを削除する方法です。休止モードをオフにすると自動的に削除されます。


powercfg /hibernate off



メモリダンプ


メモリダンプとはWindowsがブルースクリーンとなった場合に出力されるファイルです。不具合の原因解析のときに使用するファイルであり通常は不要です。
削除しても問題ありません。

C:\Windows\memory.dmp

ボリュームの拡張


NTFS の場合にはボリュームの拡張、縮小が可能です。


ツールで確認


ツールでどのフォルダが多く消費しているか確認します。思わぬファイルが増大しているかもしれません。
「DiskInfo」というツールが使いやすく分かりやすいのでおすすめです。

DiskInfo

ブラウザのキャッシュ


IE, Edge, Google Chrome などのキャッシュファイルを削除してみます。

Outlookのメールファイル


Outlook クライアントはダウンロードしたファイルを pst というファイルに保存します。拡張子は .pst です。サイズが肥大化していないか確認します。

pst ファイルはデフォルトでは以下に存在します。


C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Outlook



システム復元


システム復元で不要な復元ポイントが存在しないか確認します。

DVDなどのイメージファイル


ISOやIMGファイルなど DVDなどのイメージが残っていないか確認します。数Gレベルになります。

他のドライブへ移動


Dドライブなど他のドライブに移動できるファイルがないか確認します。ただしC:\WindowsやC:\Program Filesなどは移動できません。

不要なアプリ


不要なプログラムやアプリを削除します。

ブラウザのダウンロードフォルダ


ブラウザでダウンロードしたファイルが蓄積していなか確認します。


C:\Users\<ユーザ名>\Downloads



index サービス


index サービスのインデックスファイルが巨大化していないか確認します。

Windows Search サービスの索引(index)を削除する

仮想マシンのファイル


VMware や Virtual Boxの仮想マシンのイメージが残っていないか確認します。
Windowsサーバの仮想マシンのイメージなどでは40Gとか巨大なファイルとなります。


(*)WinSXSは巨大なフォルダだが絶対に削除してはいけない。重要なファイル。削除すると正常に動作しなくなる。

アドビ(adobe)製品のダンプファイル


Adobe Acrobat や Adobe Elements などのアドビ製品のソフトウェアはクラッシュ(異常終了)時にクラッシュダンプを出力します。
そのダンプは数ギガと大きい場合が多いです。
これは一般的に不要であるため削除して問題ないでしょう。

例えば以下にダンプが生成されていないか確認してください。

C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Adobe\CRLogs\dumps

ファイル名:crWinDump_(ファイル名).dmp.full








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