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リダイレクトの使い方 | 4通りのややこしい使い方の整理 | Windows バッチファイル
Windows バッチファイル環境におけるリダイレクトの使い方に関して説明します。
(*)リダイレクトとはファイルへ書き出す(出力する)機能です。パイプはプログラム間でデータをバケツリレーする機能です(標準出力を他の標準入力に渡す)。違いに注意してください。
標準出力をファイルへ出力 (新規ファイル作成)
基本的な構文です。ファイルへそのまま出力します。すでにファイルが存在する場合、ファイルの中身が削除されてしまう点に注意してください。(上書き保存)
【構文】
command > filename
dir > out.txt
標準出力をファイルへ出力 (ファイルへ追記)
ファイルへ出力しますが、今あるファイルに追記します。ログの出力のように累積していく場合に便利です。
【構文】 command >> filename
dir >> out.txt
標準エラー出力をファイルへ
【構文】 command 2> filename
標準エラーをファイルに出力します。エラーのみファイルに出力したい場合に便利です。
dir nonexist.txt 2>stderr.txt
(注)"2"と">"の間にスペースを追加してしまうと、"2"がコマンドのパラメータと解釈されてしまいます。
標準出力とエラー出力をファイルへ
両方を同じファイルへ出力します。情報をもれなく記録したい場合に便利です。
【構文】 command > filename 2>&1
dir nonexist.txt > out.txt 2>&1
参考:
Windowsにおけるリダイレクトとパイプの違い
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