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作成日:2000/11/19
更新日:2022/03/10
対象:Windows Server 2016

Windows server をルーター化する




【目次】

Windows Server をルータ化する


このページではWindows Server をルータ化する方法を紹介します。
例えばテスト環境をラボで構築する場合など、セグメントを多数作るケースがあると思います。
そのような場合、毎回ルータを導入するのもコストがかかると思います。そのような場合に簡易的にWindows Serverをルータ化してマルチセグメントおよびセグメント間の通信を実現することができます。

方法は簡単です。

・デフォルトで無効化されている"Routing and Remote Access"サービスを起動する。
・セグメント分のNICを追加する。例えばセグメントが二つならNICを二つ追加してそれぞれのセグメントのデフォルトゲートウェイをIPアドレスとして設定する。

Windows Server をルータ化する



以上でルータの実現は可能です。
このままではセグメント間のIP転送が実現されます。
より複雑化なルーティングを実現するには route add コマンドにより経路を追加してください。静的ルートを確認するには "route PRINT" コマンドを使用します。

注意としてはこのルータはあくまでもセグメント間のIPフォワードが主機能ということです。
ルーティングプロトコルによる最短経路の計算や系の冗長化は実現されません。

参考:IPフォワードとルーティングの違い

レジストリ値での設定


以前のWindows NT などの古いOSではレジストリを設定するだけでルーティングを実現することが可能でした。今のこのレジストリで実現が可能かもしれません。

キー:HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters
値:IPEnableRouter
データ:1 (REG_DWORD , 有効化)






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