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作成日:2023/05/18
更新日:2023/05/18
対象:Windows Server 2019

NTFS のファイル監査で監査がイベントログに記録されない




【目次】

ファイルやフォルダのアクセスを監査する


Windows において NTFS でフォーマットされたドライブはファイルやフォルダの監査をすることが可能です
指定したファイルやフォルダにアクセスがあった場合、記録を残すことが可能です。
設定は主に以下の両方が必要です。

(1)エクスプローラ上でのファイルやフォルダの監査設定
(2)グループポリシーでの監査設定

gpedit.msc で設定します。

グループポリシーエディタの使用方法

グループポリシーでファイル監査を設定する




(1)と(2)両方設定することによりファイルのアクセス監査が可能となります。

ただし大量にセキュリティログが記録される点に注意してください。

C:\temp\test.txt に監査設定した場合のサンプルです。Windows イベントログのセキュリティログに記録されます。


成功の監査 2023/01/10 15:50:23 Microsoft-Windows-Security-Auditing 4663 Removable Storage "オブジェクトへのアクセスが試行されました。

サブジェクト:
セキュリティ ID: TESTDOMAIN\Administrator
アカウント名: Administrator
アカウント ドメイン: TESTDOMAIN
ログオン ID: 0x6FFC3

オブジェクト:
オブジェクト サーバー: Security
オブジェクトの種類: File
オブジェクト名: C:\temp\test.txt
ハンドル ID: 0x440
リソース属性: S:AI




記録されない


上記設定を行ってもWindows イベントログに記録されない場合があります。
以下の点をチェックしてください。

(1)監査対象
監査対象のユーザを確認してください。すべてのユーザなら everyone となります。


監査のプリンシパルを確認する



(2)ポリシー
ポリシーを設定してからそのポリシーが適用されていない可能性があります。コマンドを実行します。

C:\gpupdate /force
ポリシーを最新の情報に更新しています...

コンピューター ポリシーの更新が正常に完了しました。
ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。



(3)監査ポリシーと高度な監査ポリシー
両方を確認します。矛盾が発生していないか確認します。







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