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作成日:2020/01/18
更新日:2020/01/18
対象:Windows Server 2016

Perflib , イベントID:1008 "サービス "BITS" (DLL "C:\Windows\System32\bitsperf.dll") の Open プロシージャに失敗しました"を消すコマンド




【目次】


エラーの内容


Windows 環境において以下のログがイベントログに定期的に記録されます。今のところ実害はなさそうです。


イベントID;1008
ソース:Microsoft-Windows-Perflib
メッセージ:サービス "BITS" (DLL "C:\Windows\System32\bitsperf.dll") の Open プロシージャに失敗しました。このサービスのパフォーマンス データは利用できません。データ セクションの最初の 4 バイト (DWORD) に、エラー コードが含まれています。



英語メッセージ:

The Open Procedure for service "BITS" in DLL "C:\Windows\System32\bitsperf.dll" failed. Performance data for this service will not be available. The first four bytes (DWORD) of the Data section contains the error code.




解決方法


Perflibは性能取得関連のモジュールです。性能を取得するため問題が発生しても基本的に性能取得以外は影響はありません。
bitsperfとはおそらく"Background Intelligent Transfer Service"サービス関連のモジュールです。例えばPCのネットワーク負荷が低いときに、Windows Updateの更新モジュールをダウンロードするなどネットワークを効率化するためのモジュールです。

もしbitsperf関連の性能を取得する必要がなけらば以下の手順で取得を無効化すればイベントログに記録されません。


bitsperfを無効化するコマンド


(1)コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。

(2)以下コマンドを実行します。
表示されることを確認します。


C:\>lodctr /Q:bitsperf
Performance Counter ID Queries [PERFLIB]:
Base Index: 0x00000737 (1847)
Last Counter Text ID: 0x00005A36 (23094)
Last Help Text ID: 0x00005A37 (23095)



(3)以下のbitsperfを無効化するコマンドを実行します。


C:\>lodctr /D:BITS




(4)以下コマンドを実行します。"Disabled"と表示されることを確認します。


C:\>lodctr /Q | findstr -i bits
[BITS] Performance Counters (Disabled)
DLL Name: C:\Windows\System32\bitsperf.dll



(5)PCを再起動します。これでイベントログに記録されていないことを確認してください。


レジストリで設定する


コマンドではなくレジストリ値でも設定が可能です。もし上記コマンドでエラー出力が止まらない場合は以下の方法で試してみてください。

キー:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\<サービス名>\Performance

例:BITS(bitsperf)の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BITS\Performance


値:
Disable Performance Counter (DWORD 32ビット値)

データ:
1で出力しない
0で出力する(デフォルト値)

レジストリでパフォーマンスカウンタを無効化する



参考:
Perfnet 2004のエラーがイベントログに記録される
サービス名とパフォーマンスカウンタのモジュールの対応表

参考:レジストリエディタの起動方法

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