シャットダウンスクリプトの実行ユーザは誰か

【目次】

シャットダウンスクリプトの実行ユーザは

シャットダウンスクリプトとは、Windowsがシャットダウン(停止)するときに自動で実行されるスクリプトです。
これはどのユーザもログインしていない状態でも実行されます。ではいったいどの権限で実行されるのでしょうか。

グループポリシーでシャットダウンスクリプトを設定

参考：

グループポリシーの起動方法

スクリプトをログオン状態で実行

特定のユーザ(administratorなど)でログインした状態でスクリプトを実行すると成功します。
しかしなぜかシャットダウンスクリプトで設定して Windowsをシャットダウンすることによりこれを実行すると失敗します。

これはおそらくユーザの権限が足りないからと思われます。

実行ユーザ

実機で検証したとろ、2019年11月現在の Windows 10では実行ユーザ（正確にはグループ）は "Authenticated Users"　でした。

"Authenticated Users" とはOSに承認された（要するにパスワードなどでログインできた）グループのことです。（特定のユーザではありません）

Windows AD (Active Directory)あるいはADに所属するメンバサーバ環境では、ADに認証されてログインされたら"Authenticated Users"グループに所属することになります。
ワークグループサーバ (スタンドアロンサーバ)、あるいはADに所属しないWindows OS (家庭用PCはほぼこれ)ではOSに認証されたグループです。OSに認証されてログインされたら"Authenticated Users"グループに所属することになります。

シャットダウンスクリプトを実行する場合、例えばアクセスするファイルに"Authenticated Users"への権限がない場合はエラーとなります。その点に注意してください。

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