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[Windows 10 FAQ 一覧] - ["別の接続がリモートコンピューターに対して行われたため、切断されました"の原因と対処]
【目次】
別の接続がリモートコンピューターに対して行われたため、切断されました
あるいは次のメッセージが表示されます。
リモートデスクトップサービスセッションが終了しました。別のユーザーがリモートコンピューターに接続したため、接続が失われました。接続を再試行するか、ネットワーク管理者またはテクニカルサポートグループに問い合わせてください。
英語版の場合のメッセージ
You have been disconnected because another connection was made to the remote computer
いったい何が発生したのでしょうか。
Windows Server の場合
これはリモートデスクトップ経由の接続で同時接続数に制限がある場合、制限を超えて接続された場合に発生します。
Windows Server 2016でリモートデスクトップ接続ライセンスを使用しない場合、同時接続数は2ユーザです。
例えばすでに administrator というユーザで同時に2ユーザでログインしていたとします。その時さらに他の機器からadministratorでリモートデスクトップ接続すると、前に接続中の1人がこのメッセージで切断されてしまうということです。
標準ではWindows Server は2ユーザまで同時接続が可能です(ライセンスを購入して増やすことは可能)。もし1ユーザしか接続できない場合はポリシーで制限されている可能性があります。
リモートデスクトップの接続数を増やすポリシー
ポリシーにより接続数を1ユーザに制限されている場合があります。もし1ユーザのみしかアクセスできない場合は次のポリシーを確認してください。
グループポリシー値:
[コンピューターの構成] ‐ [管理用テンプレート] ‐ [Windows コンポーネント] ‐ [リモートデスクトップサービス] ‐ [リモートデスクトップセッションホスト] ‐ [接続] - [リモートデスクトップサービスユーザーに対してリモートデスクトップサービスセッションを1つに制限する]
この値が「有効」な場合は接続数が1に制限されています。「無効」に設定します。
参考:グループポリシエディタの起動方法
追い出される場合
接続数を2に増やしても3ユーザ同時には接続できません。(ライセンスを購入していない場合)
3ユーザ目がログインしようとすると、次の警告が表示されます。
接続を切るユーザーを選択するとサインインできるようになります。
ここですでに接続中の2ユーザが表示されます。どのユーザを追い出して自分がログインするか選択してださい。
選択されたユーザは次の警告が表示されます。
リモートデスクトップ接続
この PC への接続を(サーバ名)\(ユーザ名)に許可しますか。
[OK]をクリックしてセッションを今すぐ切断するか、[キャンセル]をクリックしてセッションの接続を維持してください。
もし親切にも自分がサインアウトして3人目のログインを許可するには[OK]をクリックします。自分がそのまま使用して、3人目を許可しない場合は[キャンセル]をクリックします。
何も押さない場合はしばらくしたら自分が自動的にサインアウトされて、て3人目が入ります。
Windows 11のケースの原因
Windows 11では同時接続は1ユーザです。よってすでに誰かがリモートデスクトップでログインしている場合はこのエラーが発生します。
注意事項
このようなことが発生しないようにリモートデスクトップを終了する場合は「サインアウト」しましょう。リモートデスクトップクライアントをウィンドウの×印で終了した場合はサインアウトせずそのまま残った状態になります。
まとめ
・「別の接続がリモートコンピューターに対して行われたため、切断されました」が表示された場合は誰かがリモートデスクトップで接続したのであなたが追い出された。
・Windows Server は同時接続数は2、クライアント系は1。ただしServer はライセンス購入で増やすことが可能。
・追い出される前に警告が表示されていたはず。
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