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Exchange online と Exchange Server の違い

作成日:2020/01/29 更新日:2024/04/16

このページではMicrosoft からリリースされているメッセージングサービス(要するにメールサーバ) であるExchange の種類の違いに関して説明します。Exhange Online と Exchange Server の違いに関して説明します。

Exchange Online と Exchange Serverの違い



Exchange Online はクラウドサービスであり一方無印のExchange Server はオンプレミスベースとなります。Exchange Server はハードウェアにインストールして使用する形態となります。Online はインストールやハードウェアのメンテナンスが不要であり大きなメリットがあります。一方でExchange Server は買い切りなのでハードウェアやOSなどのメンテナンスが必要となりますが長期間利用すればコスト的なメリットが出てくる可能性はあります。



Exchange Server は90年代から開発されている歴史あるメールサービスです。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明Microsoft Exchange OnlineMicrosoft Exchange Server
概要クラウドベースのExchange ServerオンプレミスベースのExchange Server。要するに自社のデータセンターなどに物理サーバ機器を導入しインストールを行う。
対象Office 365のメールサービス組織が独自に構築。組織内のメールサービス
コストオンプレと比較して一般的に低長期間使用すれば有利になる可能性はある
障害全面障害でまれに発生して使用できなくなる。ハードウェア障害などで使用できなくなる可能性ある。追加投資によりハードウェアや電源やUPSにより冗長性を高めることは可能。
メンテナンス基本はMicrosoft が行うので不要。OSのパッチ適用。
ハードウェアの障害対策。
ハードウェアのファームウェア更新。
OSやハードウェア EOS時の更改作業。
Exchange のバージョンアップ。
構築サブスクリプションなのですぐに使える設計、構築、テストなど数か月かかる
備考特に理由がないかぎり、Outlook365サービスの一員であるExchange Online を利用する。規則で重要なメールをクラウドに保存してはいけないなどある場合、こちらのオンプレミス版を利用する。一般的にこちらを利用するケースは少ないのではと考えられる。


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