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syslog とは UNIXやLinuxにおいて動作のログを記録する機能のことです。Windows で言うとイベントログ(Event Log)に該当します。この機能では主に syslog と rsyslog の2種類の機能があります。歴史としては syslog のほうがかなり古くなります。syslog では UDP とういプロトコルを使用してていますが、この UDP はパケットが途中でなくなる可能性ががあり、その結果 log が欠落する可能性がありました。そこで新たに rsyslog が開発されました。これは UDP 以外にも TCP もサポートすることにより、ログが欠落する可能性がかなり少なくなりました。r は"reliable" の rで信頼性ということとなります。
rsyslog はプロトコルが異なる以外にも様々な機能があります。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | syslog | rsyslog |
プロトコル | UDP | TCP/UDP |
ログフィルタリング機能 | × | 〇 |
データベースのネーティブサポート(*)MySQL、PostgreSQL、Oracle | × | 〇 |
圧縮機能 | × | 〇 |
TLS暗号化 | × | 〇 |
参考:
syslog のログ受信性能を確認してみた
rsyslog の送信側、受信側の設定
syslog で Priority ベースで監視を行う
関連リンク:
Windowsイベントログとsyslog の違いを比較表で説明
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