[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [Explicit モードと Transparent の違いを理解する | Proxy]
このページでは ProxyにおけるExplicit モードとTransparentの違いに関して説明します。Explicit とは"明示的な"という意味です。要するにWebサーバに接続するクライアントは明示的にProxyに接続する必要があります。
一方でTransparentとは"透明"という意味です。Webサーバに接続するクライアントはProxyを意識せずに(要するにProxyが透明ということ)サーバに接続することが可能です。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | Explicit | Transparent |
説明 | Explicit モードとはクライアント(主にブラウザやFTPクライアント)側がProxyのアドレスを指定して通信する方式のこと。 | Transparent モードとはクライアントがProxyの設定を行わずに通信する方式。Proxyはブリッジとして通信の途中に組み込む。 ルータやスイッチで特別な経路を作成し、HTTPやFTPのみProxyを通過するようにさせる。HTTPSの場合だとブラウザで警告が表示される場合あり。 |
ブラウザ側でのProxy設定 | 必要 | 不要 |
Proxy故障時の対処 | ロードバランサで分散するかProxyのFail Over機能を使用する。 | - |
メリット | 構成がシンプル 障害対策の構成が簡単。 | ブラウザでのProxy設定が不要。 |
デメリット | ブラウザごとのProxy設定が必要。 | ・ネットワーク構成が複雑になる ・ブラウザで警告が表示される場合があり。 ・Proxyによってはサポートされない場合もあり。 |
イメージ図 |
一般的にはExplicitモードが使用されています。
squid や Bluecoat でも透過型はサポートされている。ただし VA版(仮想アプライアンス版)ではサポートされていない場合もあるので注意してください。
参考リンク:
FTPSにおけるexplicit(明示モード)とimplicit(暗黙モード)の違い
透過Proxyと明示Proxyの違い
関連リンク:
DMZ と Proxy の違い
Proxy ログにおけるcs-bytes と sc-bytes の違いに関して
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