[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [タスクスケジューラ、スタートアップ、JP1、at コマンドの違い | 自動プログラム実行方式の違い]
このページではWindows 環境における自動的にプログラムを実行する仕組みである「タスクスケジューラ」、「スタートアップ」、「JP1」、「atコマンド」の違いに関して説明します。
JP1は特別ですがよく聞かれる対象なので記載しました。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | タスクスケジューラ | スタートアップ | JP1 | at コマンド |
概要 | Windows 標準のタスクスケジュールソフト。プログラムを様々な条件で実行することが可能 [Windows管理ツール] → [タスクスケジューラ]で起動する。 GUIベースだが、 CUIベースでは、schtasks.exe でも設定が可能。 | Windows 起動時に実行するプログラムを保存するフォルダ。起動時のみであり、実行する時間を指定することは不可。 参考リンク:スタートアッププログラムの設定 | Windows 10 | 高機能ジョブスケジュールソフト。高価だがグラフィカルにジョブ設計が可能など本格的な運用、設計に有効。 | 古い Windows のスケジュールタスク。原則として 対話的アプリ(画面を持つアプリ)はセキュリティ上実行できない。 代わりに schtasks.exe (タスクスケジューラ)を使用する必要がある。 ただし at で作成したスケジュールは"タスクスケジューラ"で管理が可能。 |
Windows標準か | 標準 | 標準 | 高額な有償ソフト | 標準 |
機能 | 多い | 起動するだけ | かなり豊富。大規模システムのジョブ管理。 | 少ない |
使う場面 | 一般的なスケジューリング。 (デフォルトではWindows クライアントのメンテナンスプログラムが既存でスケジューリングされている。) | 常駐ソフトなどを起動する。 エディタやIMEなど。 | エンタープライズレベルの業務処理などを行う場合。 | 無し。タスクスケジューラを使用すべき。 |
実行例 | C:\>SCHTASKS <実行例は省略> | C:\>wmic STARTUP get /value Caption=OneDrive Command="C:\Users\username\AppData\Local\Microsoft\OneDrive\OneDrive.exe" /background Description=OneDrive Location=HKU\<略>\Run Name=OneDrive SettingID= User=pcname\username UserSID=<略> Caption=SecurityHealth Command=%ProgramFiles%\Windows Defender\MSASCuiL.exe Description=SecurityHealth Location=HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run Name=SecurityHealth SettingID= User=Public UserSID= Caption=VMware User Process Command="C:\Program Files\VMware\VMware Tools\vmtoolsd.exe" -n vmusr Description=VMware User Process Location=HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run Name=VMware User Process SettingID= User=Public UserSID= | - | C:\>at この AT コマンドは廃止されました。代わりに schtasks.exe を使用してください。 この要求はサポートされていません。 |
関連リンク:
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