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クリーンインストールと上書きインストールの違いとは

作成日:2020/01/29

このページでは Windows に関するクリーンンストールと上書きインストールの違いに関して説明します。

インストール時に選択することができます。例えばWindows 10インストール時には以下のような選択肢が表示されます。「アップグレード」の場合は「上書きインストール」となります。設定やアプリやデータなどは原則引き継いでWindows 10をインストールします。一方で「カスタム」の場合はクリーンインストールとなります。次の画面でパーティションをフォーマットする画面が表示されます。フォーマットすると設定、アプリ、データは全て消去されるので十分に注意してください。


クリーンインストールあるいは上書きインストールの選択



(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明クリーンインストール上書きインストール
概要ディスクを一度きれいに消去(フォーマット)してからOSをインストールする。
ディスクの状態をそのままでインストールを行う。
ディスクのフォーマット
実施する。
実施しない。
手順×クリーンインストールは簡単だが、その後の環境復元は大変。
〇簡単。
成功度
〇ハードウェア(ディスクなど)が壊れていない限り、成功する可能性は高い。×アプリや設定を解析しながらインストールするため、失敗する可能性もある。
ディスクのフラグメント
〇解消×残る
安定度〇安定しいてる
×不安定の可能性あり
環境×消える
〇基本的に引き継がれる
メリット安定している。速度が速い。
(不安定の原因となる要素が削除されるため)
〇簡基本的にファイル、アプリケーション、設定が引き継がれる。
デメリットすべてのファイル、アプリケーション、設定が消えてしまう

よって以下が必要となる。
・クリーンインストール後にアプリケーションの再インストール、設定。
・クリーンインストール前のデータのバックアップ(PC以外、例えばUSBメモリなど)。クリーンンインストール後のこれらのデータの戻し。


安定していない可能性がある。

速度が遅い。(ディスクがフラグメントした状態のまま、レジストリなどの設定に不要な情報が残っており、参照の速度が遅い。不要だが残っているサービスや常駐プログラムがありそれが遅い原因)
注意点・データをバックアップしないでクリーンインストールするとすべて消えてしまう。
・クリーンOSとは別のOSとして認識される可能性あり、ソフトウェアによってはライセンスエラーとなり起動できなくなる。
例え上書きインストールでも何らかのアクシデントでファイルが消えてしまう可能性もあるので、事前のバックアップは必須。

参考:
Windows 10 Enterprise 32bit のインストールタイプの選択

Windows 7のプロダクトキーでWindows 10 クリーンインストールの認証を行う


関連リンク:
アンインストールと削除の違い

インストールとアンインストールの違い


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