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このページでは主に C:\ に生成される pagefile.sys と hiberfil.sys とswapfile.sysの違いに関して説明します。(pagefile.sys はc:\以外のドライブに作成することも可能です。)
デフォルトではhidden属性がつけられているため、dir コマンドなどでは表示されません。attrib コマンドで表示させるか、 dir に hidden ファイルを表示する属性(/a:h) で表示されます。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | pagefile.sys | hiberfil.sys | swapfile.sys |
概要 | ページファイル。 物理メモリに入り切らない情報を一時的にファイルに退避する、この退避先のファイル。 | 休止ファイル(ハイバネーションファイル)。 PCを休止状態にする場合、PCのメモリの情報をファイルに保存するが、その保存ファイル。 | Windows 8以後で導入されたモダンアプリ(UWP)用のキャッシュファイル。 |
必要性 | 必要なファイル (無くすことも出来るが動作保証されない) | 休止状態を使用しないなら不要なファイル。 | 必要。 |
ファイルは削除可能か? | ページファイルを使わない設定にすれば削除可能だが推奨できない。CドライブやDドライブなどの他のドライブに移動することは可能。 以下のように、Cドライブのページファイルを"なし"にして他のドライブに移す。 | 可能。hibernate 機能を無効にすると自動的に削除される。(2017年現在) powercfg.exe /hibernate off | 削除は不可。移動も不可だが、裏技的にシンボリックリンクで移動させることは可能。 |
attrib コマンドによる表示 | C:\>attrib pagefile.sys A SH C:\pagefile.sys | C:\>attrib hiberfil.sys A SH I C:\hiberfil.sys | C:\>attrib swapfile.sys A SH C:\swapfile.sys |
サイズ(例) | C:\>dir /a:h pagefile.sys ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は ****-**** です C:\ のディレクトリ 2017/12/01 09:03 419,430,400 pagefile.sys 1 個のファイル 419,430,400 バイト | C:\>dir /a:h hiberfil.sys ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は ****-**** です C:\ のディレクトリ 2017/12/08 21:27 6,823,358,464 hiberfil.sys 1 個のファイル 6,823,358,464 バイト | C:\>dir /a:h swapfile.sys ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は ****-**** です C:\ のディレクトリ 2017/12/07 23:21 268,435,456 swapfile.sys 1 個のファイル |
swapfile.sysはWindows 8で登場したモダンアプリ用のキャッシュファイルです。Windows7より前では存在しません。
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