[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [ロードバランサーとDNSラウンドロビンの違い]

ロードバランサーとDNSラウンドロビンの違い

作成日:2020/01/29

このページでは Web サーバ環境におけるロードバランサー(Load Balancer)とDNSラウンドロビン(DNS Round Robin)の違いに関してまとめています。


(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明Web ロードバランサー(負荷分散装置)DNSラウンドロビン
Webサーバが対象の場合例えばクライアント上のブラウザからWebサーバ(複数)へのアクセスをロードバランサ経由で分散させることにより、各Webサーバの負荷を均等にする。
DNSサーバによりWebサーバの負荷を均等にする。1つのWebサーバのホスト名に複数のIPアドレスを割り当てる。クライアント上のブラウザからのDNSサーバへの問い合わせに関して、順番にIPアドレスを割り当てる。
目的機器に対する負荷を分散する。
機器に対する負荷を分散する。
追加の機器ロードバランサ本体の追加が必要。
原則なし。DNSの追加機能で実現が可能。
メリット・機器の一台が故障した場合、ロードバランサが検知してその機器を対象から除外する。
・振り分けに様々なオプションがあり。
・クライアントのセッション管理が可能。
・各機器の負荷を確認して分散することも可能。

DNSの機能で実現可能なため低コスト。
デメリット高コスト
・機器の一台が故障してもDNSは検知できず、故障した機器のIPをクライアントに渡してしまう。
・負荷を確認しないで分散するため、負荷が偏る可能性あり。
・クライアントのセッション管理が不可。

関連リンク:
DNS コンテンツサーバとキャッシュサーバの違い

正引きと逆引きの違い (DNS)


[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧]
,







【注意】本ページは著作権で保護されています。内容は何人も補償しません。時間的あるいは金銭的損失等、一切保証しません。

理解しやすく記載されており、一部不正確な記載がある可能性があります。ご自身の責任で参考にしてください。