このページではWindows11環境において wget によるWebサイトを丸ごとダウンロードする方法に関して説明します。
Wget とは Web サイトからファイルをダウンロードするコマンドラインツールです。HTTP / HTTPS / FTP プロトコルのサポートや cookie、認証、Proxy など基本的な機能を装備しています。また最大の特徴は丸ごとダウンロードです。Webサイトから情報を取得するのに必須のツールだと思います。
Windows 11環境では Wget は標準で装備されていません。(curl は標準で存在しますが丸ごとダウンロード機能は装備されていません)。別途Wget を入手する必要があります。
Wget は無料で入手することが可能です。
wget の無料ダウンロードとインストール | Windows10
Wget での丸ごとダウンロードは簡単です。-r オプションにより再帰的にダウンロードすれば一括してダウンロードされます。コマンドを実行しているカレントフォルダにWebサイトの内容がダウンロードされます。
書式:
Wget -r (サイトURL) |
例:
Wget -r https://example.com |
Wget はオプションがなければ指定したドメインのみを対象とします。しかし場合によってはそのドメインからリンクされた先のドメインも取得したい場合もあるでしょう。その場合は--domains= オプションを利用します。これによりリンク先を取得してけど数が多くて発散して収拾がつかなくなることを防止することが可能です。次のページを参考にしてください。
【複数ドメイン指定】wgetで丸ごとダウンロードするコマンドサンプル