[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧] > [スキーママスタ, ドメイン名前付けマスタ, PDCエミュレータ, RIDマスタ, インフラストラクチャマスタ の違い]
C:\>netdom query fsmo
FSMO停止時
FSMOが停止した場合にはすぐに復旧作業を行うと思いますが、FSMOを他のDCに移行することが可能かの判断が必要です。特にADの構成やポリシーを修正しない場合はFSMO機能移行よりFSMO復旧に専念したほうが良いかもしれません。ただし各DC は PDC と時刻同期するので考慮が必要です。メンバサーバはDC(非PDC)と同期できるので考慮は不要です。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
比較表
比較は以下の表の通りとなります。
説明 スキーママスタ ドメイン名前付けマスタ PDCエミュレータ RIDマスタ インフラストラクチャマスタ 概要 Active Directory データベースのスキーマを管理 フォレスト内のドメイン追加、削除 ・Windows NT4.0ドメイン互換機能
・ドメインメンバへの時刻提供
・GPOの作成、編集RIDの割り当て。各ドメコンはそれぞれ RIDプールを保有するが、使い果たすとRIDに新しいプールを要求する。
SIDは"ドメインSID + RID" で構成。どのドメインのどのオブジェクトか判定する。ドメインの構造を管理 どの範囲で唯一か フォレスト フォレスト ドメイン ドメイン ドメイン なぜ? スキーマはフォレスト内で共通。
Exchangeなどを連携する場合はスキーマの拡張が必要。
同時にスキーマの変更を複数のDCで行うと不整合となるため、DCで1台に限定される(スキーママスター)。変更はどのDCで可能だが変更内容はスキーママスターに転送される。フォレスト内でのドメイン追加、削除なのでフォレスト内で唯一の必要がある。 旧NT 互換のパスワード変更処理等を行うのでドメインで唯一の必要がある。 RIDはSIDの一部。 - GUIでの確認、変更方法 (1)regsvr32 schmmgmt.dll を実行
(2)mmc.exe を実行し[Active Directory スキーマ] スナップインを追加する。
(3)Active Directory スキーマ<DC名>
のようにスキーママスタが表示される。
(4)右クリックしたメニューより変更が可能。(1)[Active Directory ドメインと信頼関係]を起動。
(2)[Active Directory ドメインと信頼関係]を右クリックし[操作マスタ]を選択。
(3)現在の設定および変更が可能。(1)[Active Directory ユーザーとコンピューター]を起動。
(2)[ドメイン名]を右クリックし[操作マスター]を選択。
(3)[PDC]タブを選択。
(4)現在の設定および変更が可能。(1)[Active Directory ユーザーとコンピューター]を起動。
(2)[ドメイン名]を右クリックし[操作マスター]を選択。
(3)[RID]タブを選択。
(4)現在の設定および変更が可能。(1)[Active Directory ユーザーとコンピューター]を起動。
(2)[ドメイン名]を右クリックし[操作マスター]を選択。
(3)[インフラストラクチャ]タブを選択。
(4)現在の設定および変更が可能。CUIでの確認方法 netdom /query fsmo
(DCのみではなくメンバサーバからの実行も可能)同左 同左 同左 同左 参考: - - ・PDC は外部NTPなどから時刻同期
・DC(非PDC)はPDCから時刻同期
・メンバサーバ、ドメイン参加クライアントはいずれかのDCから同期参考:残りのRIDSの確認方法
https://blogs.technet.microsoft.com/askds/2011/09/12/managing-rid-pool-depletion/-
関連リンク:
プラットフォームとインフラの違いコンピュータ名、ドメイン名、FQDN名、ホスト名、サブドメイン名の違い
[ホーム] > [間違えやすい類語 IT編一覧]
,
【注意】本ページは著作権で保護されています。内容は何人も補償しません。時間的あるいは金銭的損失等、一切保証しません。
理解しやすく記載されており、一部不正確な記載がある可能性があります。ご自身の責任で参考にしてください。