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このページではWindows AD 環境における DNS の用語に関して簡単に説明します。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | - | - |
ゾーン | ドメインツリーの一部。 | example.com のゾーンは a.example.com b.example.com c.example.com などとなる。 x.a.example.com はexample.com のゾーン外となる。 |
権威 | ゾーンを編集したり委任する権利。 SOAレコードで定義 | - |
権威DNSサーバ(コンテンツサーバ) | ・ゾーン内の問い合わせに応答することが可能なサーバ。 ・重要なサーバであるため障害を想定してプライマリ、セカンダリを用意。 | - |
プライマリDNSサーバ(Master) | 権威サーバの内、メインで稼働しているサーバ。 | - |
セカンダリDNSサーバ(Slave) | プライマリDNS障害時に動作。 プライマリDNSサーバから設定をコピー。(ゾーン転送) | - |
ゾーン転送 | ゾーンの情報を他のサーバに転送すること。 | - |
DNSのフルサービスリゾルバ | ・再帰的に問い合わせを行い名前解決を行う。 ・ゾーン情報は管理しない。 | - |
DNSキャッシュサーバ | ・キャッシュのみ行う。 ・再帰的な問い合わせは行わない。 ・ゾーン情報は管理しない。 | ・nslookupで「権限のない回答」と戻る場合はキャッシュが応答している可能性あり。 |
委任 | サブドメインの管理を他にまかせること。NSレコードを使用。 | - |
前方参照ゾーン | ホスト名からIPを検索。 | - |
逆引き参照ゾーン | IPからホスト名を検索。 | ".in-addr.arpa"という特別なドメイン名を使用。IPアドレスは逆に記載。 |
条件付きフォワーダー | Windows の機能。特定のドメインへのDNSクエリーを他のDNSサーバーにリダイレクトする機能。通常はそのドメインの権威サーバに転送する。 | - |
スタブゾーン | Windowsの機能。 相手先のゾーン情報から、識別されるための必要最低限のレコード。SOAレコード、NS、グルーAレコード。 | - |
関連リンク:
DNS コンテンツサーバとキャッシュサーバの違い
Windowsにおける名前解決の違いと順番(キャッシュ、hosts、DNSサーバ、Netbios)
DNS、グローバルカタログ、RODCの違い | Windows ドメインコントローラ
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