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Windows DNS 用語集

作成日:2020/01/29

このページではWindows AD 環境における DNS の用語に関して簡単に説明します。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明--
ゾーンドメインツリーの一部。
example.com のゾーンは

a.example.com
b.example.com
c.example.com

などとなる。

x.a.example.com はexample.com のゾーン外となる。
権威ゾーンを編集したり委任する権利。
SOAレコードで定義

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権威DNSサーバ(コンテンツサーバ)・ゾーン内の問い合わせに応答することが可能なサーバ。
・重要なサーバであるため障害を想定してプライマリ、セカンダリを用意。
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プライマリDNSサーバ(Master)権威サーバの内、メインで稼働しているサーバ。
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セカンダリDNSサーバ(Slave)プライマリDNS障害時に動作。
プライマリDNSサーバから設定をコピー。(ゾーン転送)
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ゾーン転送ゾーンの情報を他のサーバに転送すること。
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DNSのフルサービスリゾルバ・再帰的に問い合わせを行い名前解決を行う。
・ゾーン情報は管理しない。
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DNSキャッシュサーバ・キャッシュのみ行う。
・再帰的な問い合わせは行わない。
・ゾーン情報は管理しない。
・nslookupで「権限のない回答」と戻る場合はキャッシュが応答している可能性あり。
委任サブドメインの管理を他にまかせること。NSレコードを使用。
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前方参照ゾーンホスト名からIPを検索。
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逆引き参照ゾーンIPからホスト名を検索。
".in-addr.arpa"という特別なドメイン名を使用。IPアドレスは逆に記載。
条件付きフォワーダーWindows の機能。特定のドメインへのDNSクエリーを他のDNSサーバーにリダイレクトする機能。通常はそのドメインの権威サーバに転送する。


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スタブゾーンWindowsの機能。
相手先のゾーン情報から、識別されるための必要最低限のレコード。SOAレコード、NS、グルーAレコード。
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関連リンク:
DNS コンテンツサーバとキャッシュサーバの違い

正引きと逆引きの違い (DNS)

ロードバランサーとDNSラウンドロビンの違い

Windowsにおける名前解決の違いと順番(キャッシュ、hosts、DNSサーバ、Netbios)

DNS、グローバルカタログ、RODCの違い | Windows ドメインコントローラ


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