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このページでは HULFT (ファイル転送ソフトウェア)と ftp、sftp、ftpsなどの違いに関して説明します。HULFT はファイル転送でトップレベルのソフトウェアです。特に企業間の異なるプラットフォーム間でのファイル転送に使用されています。ファイル転送を実現する場合、HULFTを導入するか、あるいはftps などのプロトコルで実現するかの参考になればと思います。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | HULFT | FTP、SFTP、FTPS、SCPなど |
概要 | ファイル転送のソフトウェア。OSとは別に導入する必要がある。 | ファイル転送用のプロトコル。OS標準機能あるいは追加のパッケージ導入で使用が可能。 |
ファイル転送前、転送後のジョブ実行 | 豊富な機能あり | シェルスクリプトなどの言語で作りこむ必要あり。 |
転送ジョブ連携 | 豊富な機能あり | シェルスクリプトなどの言語で作りこむ必要あり。 |
送信要求 | 受信側トリガーでの通信開始。HULFTの大きな利点の一つ。 | シェルスクリプトなどの言語で作りこむ必要あり。 |
スケジュール機能 | 豊富な機能あり | Linuxならcron、Windowsならタスクスケジューラとの連携が必要。また細かい制御は困難。 |
1対多数の転送 | 可能 | 不可 |
転送時の文字コード変換 | 豊富な機能あり | 不可 |
リトライ | 可能 | 一部オプションにより可能。 |
圧縮 | 可能 | 別途シェルスクリプトと暗号化コマンドによる作りこみが必要。 |
暗号化 | 可能 | FTPS、SFTP、SCPなどは可能。 |
HULFTは実績、シェアも豊富で品質もとても良いと言われています。企業間取引ではHULFTが必須で指定される場合があります。スクリプトで作りこむ場合、保守や品質やコストを考えると、HULFTを買ってしまった方が結局は安く品質のよいシステムが出来上がると思います。
関連リンク:
ファイルサーバとftpサーバの違い
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