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暗号化と難読化の違いを比較表で説明します。難読化はよく使われる技術です。特に中間コードを実行するタイプの言語では元のソースが解析されやすいため、ゲームなら改造されたり、セキュリティソフトならセキュリティを突破されやすくなります。
よって故意に元のプログラムを複雑にすることにより、人間が理解しくくくします。これを難読化と呼びます。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | 難読化 | 暗号化 |
概要 | 難読化とは人間にとって読みにくくすること。「読めなくすること」ではなく「読みにくくすること」であり時間をかければ読める。よって目的は攻略の時間稼ぎとなる。 | 暗号化とはデータを読めなくすること。データが読めるのは元のデータを暗号化した鍵を持つ人のみ。(ただしすべての鍵を試せば読めるがとてつもない時間がかかるのが一般的。) |
どのようなときに使用するか | プログラムを解読されたくない場合。(リバースエンジニアリングされたくない場合) 例: ・攻撃用スクリプトである exploit が自分自身を検知されにくくする ・ゲームがアルゴリズム解析により攻略されにくくする。 ・アプリが他社に解析されて流用されたり真似されたりしにくくする。 ・ゲームの改ざん防止。 | 鍵(キー)を持っている人のみ元データを読めるようにする。鍵とはパスワードのようなもの。 |
鍵 | なし | 暗号化、複合のために鍵が必要。 |
スペル | Obfuscation | encrypt |
関連リンク:
Btlocker と efs 暗号化の違いを比較表で説明
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