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このページではメモリーダンプ、カーネルダンプ、クラッシュダンプの違いに関して説明します。
。実践では同じ意味で使用されている場合もあります。正確には以下の表のような使分けがあります。
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | メモリーダンプ | カーネルダンプ | クラッシュダンプ |
何を出力するか | メモリーの内容をそのままファイルに出力(コピー)する。 | カーネルの状態をそのままファイルに出力(コピー)する。メモリー内でカーネル部分のみ。 | アプリケーション(主にOS)の内容をそのままファイルに出力(コピー)する。 |
出力対象 | 原則は物理メモリーの内容をそのまま | 物理メモリー内でカーネル部分のみ | 物理メモリー内でアプリケーション部分のみ |
どんなとき? | OSに重大な問題が発生しクラッシュ(Windowsではストップエラー)した場合に物理メモリーの内容をそのままファイルに出力するが、その出力されたファイルのこと。 | OSに重大な問題が発生しクラッシュ(Windowsではストップエラー)した場合にカーネルの状態をそのままファイルに出力するが、その出力されたファイルのこと。 | ソフトウェア(主にOS)に重大な問題が発生しクラッシュ(Windowsではアプリケーションエラーと呼ばれる)した場合にソフトウェアのメモリー上での状態をそのままファイルに出力するが、その出力されたファイルのこと。 |
目的 | 障害が発生した原因を調査するため。 | 障害が発生した原因を調査するため。 | 障害が発生した原因を調査するため。 |
例: | Windows 10の場合は「コントロールパネル」「システム」「システムの詳細設定」「詳細設定」「起動と回復」で設定が可能。 参考:Windows Server 2008 R2 メモリダンプ 設定 まとめ | kdumpなど | Linux の場合は「core」ファイルと呼ばれる。 Windows 3.1やWindows 95時代は「ドクターワトソン」というツールがOS標準で存在していた。 |
スペル | Memory dump | Kernel dump | Crash dump |
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