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このページでは Windows の内部コマンドである copy の /A オプションと /B オプションの違いに関して説明します。
/b はバイナリモードでそのままコピーします。一方で /a はテキストとしてコピーします。ただし /a は環境によっては不要なゴミコードが入ってしまいます。
そもそもテキストファイルでも綺麗に結合したい場合は /b オプションでバイナリとしてコピーしてください。
これは ftp アップロードの話と似ています。ftp アップロードではUnixやWindows の環境の違いにより改行コードが変換される場合があります。よってftp ではテキストファイルでもバイナリとしてコピーする場合が多くなります
参考:FTP のバイナリモードとアスキーモードの違いは
(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。
説明 | copy /a | copy /b |
概要 | テキストとして結合します。デフォルトではこのオプションとなります。 | バイナリとして結合します。 |
注意 | ファイルとファイルの結合部分に不要なコードが入る場合があります。テキストファイルとしてみると"Z"などと表示される場合がります。そんな場合は /b オプションを使用してバイナリとしてコピーしてみてください。 | copy コマンドで"Z"ような不要なコードが入っていたら、 このモードで再度試してみてください。 |
copy コマンドのヘルプは以下の通りです。
copy /?
1 つまたは複数のファイルを別の場所にコピーします。
COPY [/D] [/V] [/N] [/Y | /-Y] [/Z] [/L] [/A | /B] 送り側 [/A | /B]
[+ 送り側 [/A | /B] [+ ...]] [受け側 [/A | /B]]
送り側 コピーするファイル (複数可) を指定します。
/A ASCII テキスト ファイルとして扱います。
/B バイナリ ファイルとして扱います。
/D 受け側のファイルが暗号化が解除されて作成されるようにします。
受け側 新しいファイルのディレクトリまたはファイル名 (複数可) を指定し
ます。
/V 新しいファイルが正しく書き込まれたか検査します。
/N MS-DOS 形式以外の名前のファイルをコピーするときに、利用可能な
らば、短いファイル名を使用します。
/Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
ません。
/-Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
ます。
/Z ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピーします。
/L 送り側がシンボリック リンクの場合は、送り側リンクが指し示す
実際のファイルではなく、リンクをターゲットにコピーします。
環境変数 COPYCMD でスイッチ /Y が設定されている場合があります。
このスイッチは、コマンド ラインから /-Y が指定されると無効になります。既定
では、COPY コマンドがバッチ スクリプトから実行されていない場合、上書き確認
メッセージが表示されます。
複数のファイルを追加するときは、受け側に 1 個のファイルを指定し、送り側に
複数のファイルを指定します (ワイルドカードを使うか、ファイル 1 + ファイル 2 +
ファイル 3 と指定します)。
関連リンク:
copyとxcopyコマンドの違い
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